ビジネス書に対するツッコミをひたすらに聞いている。やはり、「大体の問題は、突き詰めると人間関係である」という通り、大昔に考えつくされたことを現代っぽく、さも新しく思いつきました、という風に書くだけでしかなく、老子にもブッダにも孔子にも劣っている......とは言えないが、勝ってはいない。これにツッコミを入れるのは、なんだか、何か成長しなければならない自分に、大きな墓標を立てるような気がして、半分爽快である。その先には、「世界の真理は、退屈で地味」という結論があるのだろうなと思う。
仕事は、仕事量が少ない。出勤はしているのだが、今までに比べての実働がかなり少ない。よくよく考えてみれば、それで別にいい。もらった仕事をやる、それが趣味みたいなものである。ケータイの透明ケースの中のポケカを、イルカマンに変えた。ナイーブでいい、ナイーブでいいのである。別にウェブタやクイタンでも、仕事量はゼロではないのだから。何だったら、ビルドアップで積んでいくことだってできる。マイティをまだ隠していていいのだ。求められる時に出ていけば、それでマイティである。吹雪でもジェッパでもレンチでもアイヘでもカマしてやればいい。インファの身の削り方だけはごめんだが。
週末が楽しみだが、週末にしなければならないことも、またない。それがちょうどいいのかもしれない。何事も、始まりの近くにいるのがよい。足全体を地につける、それくらいがちょうどいい。
頼もしい、一歩。