妻がありがとうと言ったこと。食べ物をおごってもらうこと。バスタオルを貸してもらうこと。家に入ること。運転してもらうこと。心配してもらうこと。
フードコートでラーメンを食べていると、アイスクリームを水のコップの中に入れた子どもが母に叱られていた。水がこぼれ、服をタオルで拭いている。その人に声をかけ、タオルを貸しましょうか?と妻が言う。断られる。特に感想も何も言わず、ただ、特に何も起きなかったかのように続きを食べていた。何で、話しかけたん?まったく理由がわからなかった。予想としては、①子どもがあまりにもかわいそうに感じたから。②親が動揺していて、あまりにもかわいそうだったから。③子どもの困っている声が気にさわったから。さあ、どれでしょうか。正解は②→①→③の順で話をして、子どもが一番かわいそうだと思っていたらしい。しかも、後々考えたら失敗だったなぁと思っていたらしい。
何でこれがイマイチと感じたのかというと、生活様式、ライフスタイルが異なっている人を助けても、イマイチ身にならないからではないか、と考えた。友人などなら、互いにライフスタイルもわかっているので、効果的な言葉がけになったりもするだろう。そして、この親たちはそもそもイライラしがちで、普段から子どもの失敗を追求するようなクセがあるように思う。そんな人に手助けをして、子どもの肩をもっても、残念ながら事態は進展しない。ホームレスの人に、家に住みましょう、と言うような、貴族の使用人にそんな生活は人権をはく奪されているのも同義です、と言うような、そんなぬかに釘なことだと感じる。
頼もしい、一歩。