大盤振舞侍だ。売店に行って好きなものを買おうと決めてながめた。買ったのはコーヒー2つとチョコリエール1袋だ。明日はこれ全部消費するぞ。欲が無さすぎる。

ハラダさんは歯が痛いらしい。歯医者に行きたいと訴えていた。それはそうだ。1回も磨いているところを見たことがない。歯ブラシと歯磨き粉はずっと置いてあるのだが。こっちは歯みがきを数少ない娯楽の1つと思っているくらいやることがないと考えているくらいだ。悩みは人それぞれだ。

今日入って来た人は、「何で私が入院なんですか!」「タバコが悪いってんなら警察呼んでくださいよ!」と大きい声で叫んでいた。入院する人はこういう人ばかりじゃないかと思いがちだが、実は少数派である。そういう人も、入院生活で平均化されてゆく。入院は、マイナスを自然の力でゼロに戻すものなのだと気づいた。

『花の降る午後』、やっと終わりが見えてきた。とにかくセックスシーンが長い、エグい。その代わり心理描写の描かれ方もとんでもなく緻密。読みごたえのある、読ませる文章だが、とにかくエグくて中断した回数もなかなか多くなった。最後の一章、読み切るぞ。

明日は最後の一日。オーバーランのような気持ちで楽に過ごそう。ただ、昼寝をして夜眠れないのだけは避けたい。こんなにワクワクするのはいつぶりだろうか。とにかく早く、悪いことがしたい、ジャンキーなことがしたい、檻をやぶりたい。

頼もしい、一歩。
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