いきなり妻と子が面会に来た。久しぶりに外の世界に触れた気がして涙が出た。変わりなくやっているということが分かり、なぜだかとってもうれしかった。ともすると、入院の理由を家族に押しつけそうになるが、どう考えても仕事と自分の折り合いのせいであろう。なんだったら今の仕事は、真綿で首を絞める、そんな感じかもしれない。
『なぎさ』は400ページ近い話だったが、午後を使って全部読んでしまった。冬乃の力強さにも勇気をもらったが、佐々井さんの様子の変わり方がまさに自分と重なった。ねばり強いと自分では思っているのだけど、というのがまさに、だった。とりあえずそんなものは休めよ、とこちらが言いたくなる、そんな状態が、自分。他人の事になると力が湧いてくるが、自分の事になるとまったく思いつかず。不思議なもんだな。でも本当に、その気になれば農業でも営業でも仕入れでも卸しでも、調理でも販売でもなんでもできそうだよなぁ。有名人になることぐらいだ、できなさそうなのは。なりたくもないけど。
妻がホームパイと、カップスープの粉をくれた。お菓子を食べるタイミングが分からなければ、カップスープの粉を溶かす方法も分からない。ふと歯ブラシの反対側で混ぜればいいかとも思ったが、行儀悪いしそこまで飲みたい、とも思えなかった。でも、2人が来てくれて本当に本当にうれしかった。よく分からないけど、あたたかかった。元気になりたいし、元気なはずなのに、生活のできない。うつはわずらわしいなとさすがに思った。とにかく、あせらないことだ。
頼もしい、一歩。
『なぎさ』は400ページ近い話だったが、午後を使って全部読んでしまった。冬乃の力強さにも勇気をもらったが、佐々井さんの様子の変わり方がまさに自分と重なった。ねばり強いと自分では思っているのだけど、というのがまさに、だった。とりあえずそんなものは休めよ、とこちらが言いたくなる、そんな状態が、自分。他人の事になると力が湧いてくるが、自分の事になるとまったく思いつかず。不思議なもんだな。でも本当に、その気になれば農業でも営業でも仕入れでも卸しでも、調理でも販売でもなんでもできそうだよなぁ。有名人になることぐらいだ、できなさそうなのは。なりたくもないけど。
妻がホームパイと、カップスープの粉をくれた。お菓子を食べるタイミングが分からなければ、カップスープの粉を溶かす方法も分からない。ふと歯ブラシの反対側で混ぜればいいかとも思ったが、行儀悪いしそこまで飲みたい、とも思えなかった。でも、2人が来てくれて本当に本当にうれしかった。よく分からないけど、あたたかかった。元気になりたいし、元気なはずなのに、生活のできない。うつはわずらわしいなとさすがに思った。とにかく、あせらないことだ。
頼もしい、一歩。
価格:748円 |