カテゴリ: 日記

午前の多く、寝て過ごした。ナンプレは順調だ。午後には洗濯もした。サイクルをいい調子で作れている。何にせよ、始めるのに強い決意がいる。今、という状態から変わることに、決意がいる。

『うつから帰って参りました』を、洗濯を待つ間に全て読み切った。やはりというか、何もしない期間を作るのが遠回りに見える一番いい方法なのかなと思う。半年、3ヶ月、2週間と休職を短くしていったが、2週間じゃ治らなかったし、なんだったら半年でも治ってなかったんじゃなかろうか。どうせいつでも引く手数多という仕事だ、辞めちゃってもいいんじゃないの。元ラーメン屋の女将の同僚が言っていた。「人生のすべてが役に立っている仕事だ」ってね。本の中では妻の話が一番残ったかな。困った時は、自分よりも自分が見えている人を頼った方が絶対にいい。

X(元ツイッター)いらないなー。LINEニュースを見るのがせいぜい。Xを見続けているのがよくない。一色さんにとってのドラッグが、自分にとってのツイートだ。もう10年以上やっているが、結婚とともにいらなくなったなぁ。だって話し相手いるんだもの。多分もういらないなぁ。

患者の1人がキレていた。「先生」と呼ばれる職は時に感謝されない、それでも続けるから聖職なのだ、とどこかで見た。そんなしんどい仕事、余裕がある人がやって欲しい。少なくとも、今の自分にはこれとは距離をとることが必要そうだ。明日はどんな本読むかな……。


頼もしい、一歩。


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もう入院して何日目かというのは忘れてしまった。時間がたったとも言えるし、たってないとも言える。病気がよくなったかどうか、それは分からないが、今に不満がないことは言える。

スマホを使ってみた。妻と友人に返事をし、ポケモンスリープにログインだけした。あと、いらないアプリを整理した。夕方、妻から電話が来た。仕事のパスワードと、仕事の引き継ぎを教えてほしいそうだ。また、ほしいものがあったら届けられるそうだ。仕事の「代わりがいない」というのは、今の自分にとって面倒なことだ。もうやりがいなんていらない。浮き沈みのない、常に一定な仕事がいい。

仕事を変えてやりたい、とは今回特に思う。反応の面白みとかよりも、○時に始まり○時に終わる、これがほしい。どうせ辞めても他のアテはいくらでもあると思うと、このうつがコントロール出来るまでは、少なくとも離れていたい。ただ、この気持ちもどうせ浮かんだり消えたりするのだろう。

『ノルウェイの森』を読み終わった。いくつかのファクターがある。音楽、セックス、手紙、、、でもよく分からない話だし、分かるような気もする。大学の宙ぶらりんな状態は、ノスタルジックな気持ちにさせる。けど、戻りたいとは思えないのが不思議だ。自分もレイコさんと同じで、前をやり直したい、とは思わない。その時の最善を尽くして、後悔はしてないからかな。でも、病気はしたくない。そして、うつと向き合う方法も見つかっていない。今やるべきは……寝ること?


頼もしい、一歩。


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余暇をほぼナンプレと、『ノルウェイの森』で過ごした。ただただ贅沢な時間のような……。いや、これをする権利がオレにはある。

ノルウェイ構文なのか、村上春樹構文なのか、ゲート・ボールとかテレビ・アニメのような、カタカナの・(ナカグロ)区切りが気になる。スカした文体はいいんだけど。今日もベッド・ルームからお届けだ。

お茶は言うほどうまくない。洗濯サイクルが決まった。下着に合わせて、パジャマと部屋着を交互に洗うとちょうどいい。問題はパジャマと部屋着、どっちがキレイか見破れないことだ。

『鴨之橋ロン』、読み終わってしまった。推理マンガは、推理させる気なんてないのになんで面白いんだろう。学校編で人気が落ちるのか。リボーンみたいに。蛇足が龍になるまでが長い作者だね。

同じ部屋のカワサキさんの次の場所が決まったらしい。涙ながらにお礼を言っていた。2回目とか、もうみんなに知られているとか関係なしに、何回も言っていた。これが生きることだ、と思う。

看護師の中に、読書家らしく、村上春樹を知っている人がいてえらいと思った。というかハルキは毎回こんな文章なのか。そうだったら読みたいぞ。これ読んでみんな「オレがワタナベじゃん」って思うんだろうな。

そして結局、米飯ってみんななんて読んでるんだ?

無為な日々かとは思っていたが、これだけ日記を書ければ家より充実していると錯覚しそうだ、だがそんなことはない。ひたすら寝るのみだ。


頼もしい、一歩。


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この病棟で一番しゃべる人、平野勇太。ジャニーズにあこがれ、またあまり家族と仲がよくないことが分かった。あとは声が完全にオズワルドの眼鏡の方。

オズワルドを思い出せてうれしかった。

売店に行った。普通のコンビニくらいの品揃えで、マスクして、って言われた。コップとコーヒーとナンプレ(数独)を買った。多分もう行かなくていいかな。いつでもやっているが、病棟からはつきそいがある日がいいらしい。

ナンプレを3問やり、1回だけ上手くできた。どうも他の可能性がある場所を決めつけてしまうらしく、最後の数が違うことが2回。直し方もイマイチ分からないのでどんどんやることにする。

病院食は丼物>麺>普通の順にうまい。よく噛んで食べるので、食器を返すのは遅い。それがプライド、というやつだ。
洗濯をやってみた。ベッドのヘリに引っ掛けたりして工夫し、何とか干しきった。下着が一番早く交換になるので、それに合わせると3日~4日に1回か。正直着替えている人の方が少ないので、こんなマメに洗わなくてもいい気がする。なお、エアコンで室内が乾燥しすぎて洗濯を干しても部屋は乾燥したままだ。

コップを買ったので、お茶を汲んでみた。うまいと言われればうまいが、これが習慣になるとは思えなかった。歯磨きはバカ丁寧にしている。これまでしてこなかった分を取り戻すようだ。その意味で言えばこの日記もそうだ。ホントは糸井重里みたいに、1000文字くらい毎日書きたいんだよな……。


頼もしい、一歩。

面会に両親が来た。両親は普通。ただ、なぜ普通にできるのか。今の自分にとって、普通にするのが難しいことであるのがはっきりと分かる。首が痛み、頭痛がする。持ってくるものが少しズレているのも彼ららしい。マグカップ的なコップが欲しかったのに、歯ブラシケースに付属のコップとは……。あと、特殊な洗剤を買ってきて、その特殊なチャックにキレるのも非常に「らしかった」。

『ノルウェイの森』を読んだ。もし自分が大学の時に読んでいたら、キレ散らかる内容だった。最後まで見届けよう。この中にあるセックスシーンでめまいが出て変になった。首をマッサージして和らげた。じんわり暖かい。それにしても、変になるタイミングが童貞すぎやしないか。

面会前に寝て、昼食をとって、寝た。眠れすぎる。冬眠準備どころか、冬眠している。記憶がどんどん薄れていくが、お金の絡みと、職場で机が近く、仲良くしてくれた2人のことをよく考える。人当たりよくなろうとしていると、人当たりのよい人しか覚えなくなるものだ。

不思議なことに、仕事になんか戻ってやるもんか、という意識は強まる。こんな仕事いつでも出来るし、サブ仕事を見つけるくらいの気持ちで別のことをやってみろ、と心が言っているようだ。それもあって食堂のおばちゃんに想像が飛躍するの単純すぎなんだよな。せめて、ハローワークかチラシを見てからにしてくれよ。なんにしろ、バッグ1つで仕事になるような職業がいいな。持ち帰りがないような、シンプルなことがしたい。


頼もしい、一歩。


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