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この序文を書いているのは、3/20。まるで仕事のように、結果が出る前に書き始めることによって、せめて4ケタフィニッシュまでこぎつけようという心がある。ちなみに2日前に瞬間1600位まで行ったので、がんばれ!という気持ちにはなっている。ほどほどに、だが。

と、書いたのも1か月前。投稿日と書き出しの日付が離れている。お気づきだろうが、1か月寝かせてしまった。ちょうどレギュレーション変わりのタイミングで記事を書く。かなり置きにいった4ケタで、納得してやりこんだ、というわけではないのだが、レギュ終わりに間に合った!ということで、許してほしい。

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安心と信頼の直撮りですが、ザシアン使ってみたい方はどうぞ。もう使う機会もないだろうけど。

 【目次】
・構築経緯
・個体解説
・選出
・終わりに

※ 構築やポケモンの型掲載は無許可ですので、問題があれば削除します。

【構築経緯】

レギュHをほぼ捨てシーズンとした。理由は、プレイ時間や回数を確保できない状態で、メタる対象が散らばってしまい、自分には勝ちにくいなと思ったからである。

またレギュGが戻ってくる、ということで、コライドン以外で使いたいポケモンかぁ……。何より、かっこよさがなければ続かない、と思いザシアンを選択。それ以外にも、受け構築をサッと潰すか諦めるかして、試合時間の短くなりやすいポケモンである、というのも理由の一つ。

パーティを使わせてもらったのはシーズン21でザシアン界での最高32位のohviさんhttps://ohvipoke.hatenablog.com/entry/2024/09/01/220938
のステラザシアン構築。ここから相手パーティのメタや、自分の使ったことのあるポケモンに入れ替えていった。感謝である。

ザシアンの選出理由としてもう一つが、環境伝説5トップまでの黒バド、ミライ、コライ、ザシアン、テラパゴスに善戦できる、というのもあげられる。ザシアンの選出率の上昇は、パーティのパワーの高さに直結するので、かなり重く見た。

特にここまでのシーズンで「なんだかんだ最後は黒バドミライだらけになる」という反省もあったので、他の伝説は多少落としてでもこの2体との試合をなるたけ落とさないような構築を目指す。結果的に、それは「強いパーティを組む」ことになったので、いい考え方だったと思う。

とりあえずレンタルパーティを使っていく中で、
①ヘイラッシャラウドボーンを後出しされた際に、意外とガチグマ引きでは何ともならない
②対黒バドにおいて、黒バド水ウーラに対してセグレイブが仕事できない
③物理ポケモンが多すぎて、威嚇のランドやガオガエンがキツい

これらを解決するために、セグレイブの代わりに渦アンコカイリュー、トドロクツキの代わりにイーユイを採用した。

のだが、イーユイ、ソウブレイズ、炎オーガポンと炎3体になったせいで、ただでさえザシアンがキツい地面の、特に霊獣ランドロスや赫月ガチグマに対して全く安定しなくなってしまった。

一度カイリューに変え、選出率が高いものの勝てなかったので、カイリューに頼るのがダメなのかと思ってイーユイにしてみたが、再度地面にズタズタにされ、カイリューの大切さを思い知った。

最終的に、特殊もミラーコートでなんとかでき、ランドロスに対しても一発+イバンで2回行動できるブリジュラスを採用した。

これに27日くらいに変えてから、延々と20000位前後で停滞していた壁を破って、前日夜には6100位くらいの人からブリジュラスでイージーウィンし、レートを吸い取って8100位にまで上がった。

次の日は7時に家を出るので、これ以上はやめといたが、うーん、珍しく、勝てそうなのに最後まで頑張れない月となった。

これだからポケモンは続けられるんや。



【個体解説】

※ 様式はポケソルテキスト(https://sv.pokesol.com/team-builder)を使用しています。


ザシアン(剣の王) @ くちたけん
テラスタイプ: ノーマル
特性: ふとうのけん
性格: ようき
175(60)-202(252)-135-90-135-212(196)
きょじゅうざん / じゃれつく / でんこうせっか / インファイト

調整は原案のままだが、なんかちょうどいいザシアン。

剣舞があっても黒バドに上を取られていることが多く、結局倒される……せや!と思い、ノーマルテラスに。

テラスタルをしなくても仕事ができるのが大きく、ステラを使いこなすのは難しいので、明確に使いどころが分かりやすいノーマルテラスで自分にとってはよかった。

自分のガチグマが倒れた後や選出できなかった時にアスビの一貫を切ったり、テツノドクガを巨獣斬+電光石火、赫月ガチグマをインファ+電光石火で真空波を乗り越えて倒したりと、仕様難易度を抑えながらも効果的なテラスタルだと思う。たまに格闘タイプで突っ込んでくるあいてに裏目を引いたりしたけど、ここは練度でなんとかなるので頑張る。

ザシアン使い、鍛えられますね。



ソウブレイズ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: もらいび
性格: いじっぱり
175(196)-194(252)-100-72-120-113(60)
むねんのつるぎ / ポルターガイスト / かげうち / ビルドアップ

めっちゃ活躍したポケモンの一匹。コライドン完全ストッパーという顔をして、黒バド白バドルナアーラパオジアン炎オーガポンハバタクカミと、かなりの使用率上位ポケモンに対抗できるタイプをしているので、とにかく相手にテラスタルを切らせることができる。

もちろん、主な採用理由は対コライドン。フェアリーテラスを切ることで、スケショ透かし→降参を無数にもらった。

1ビルドから相手を倒すと、タスキ込みでミライドンもポルガイ+かげで落としに行けるので、想像以上に選出範囲が広い。このレギュレーションにおいては、最近のママンボウとか、8世代のてんねんヌオーみたいなポジションだと思っている。

ステロどくびしだけはムリ。



ガチグマ(赫月) @ ラムのみ
テラスタイプ: フェアリー
特性: しんがん
性格: ひかえめ
211(180)-81-140-205(252)-85-82(76)
ブラッドムーン / だいちのちから / しんくうは / つきのひかり

欠伸を抜いた、攻撃的ガチグマ。レンタルがこれだったので、これでいいかと思い握り続けた。このレギュレーションではすばやさチキンレースがひどく、これでも割と抜かれたので、環境のすばやさ振りがすごい。無論そこを読み違えるとブラムでワンパンされる。

原案のように、ザシアンとのタイプ相性でこだわりミライドンを完封できる他、欠伸ループを狙うヘイラッシャやカバルドンなどに強気に出していく。

対黒バドにはなんだかんだエスパーや草結びを打たれてまともに仕事できなかったので、次第に選出できなくなっていった。

月の光採用は非常に渋いのだが、なんだかんだブラム→月の光→ブラム……がランドロスを無償突破できたりと、役立つ場面はあったので抜きにくかった。欠伸でもいいのかも。



オーガポン(炎) @ かまどのめん
テラスタイプ: ほのお
特性: おもかげやどし
性格: いじっぱり
185(236)-174(148)-104-72-116-146(124)
ツタこんぼう / ウッドホーン / みがわり / アンコール

The・対応範囲広いポケモン。耐久に振ることで、とりあえず一発耐えて、身代わりアンコールでウダウダさせる。種族値以上に固く感じる、いいポケモンだった。ウッドホーンの回復もいい味出している。

低速を集めたパーティには、ガチグマ白バドミミッキュヘイラッシャブリムオンあたりがよく出てくるが、全てに対して仕事ができ、白バドに対してのテラスツタこんでのぶち抜きも視野に入れられるのが本当に頼もしかった。

積んでくるルナアーラルギアを他のポケモンで麻痺らせてアンコでハメて降参、もままある展開で、本当に低速に対して偉すぎた。

次の環境で生き残れるかは不安だが、頑張ってほしい。



カイリュー @ あつぞこブーツ
テラスタイプ: フェアリー
特性: マルチスケイル
性格: ずぶとい
191(196)-138-157(220)-120-120-112(92)
ほのおのうず / はねやすめ / でんじは / アンコール

素早さは麻痺込みで最速黒バド抜き
HPは16n-1

あまりに地面がキツすぎたために入ってきた絶対的司令塔。おそらく原案ではテラストドロクツキで地面を透かしていたのだろうが、他のポケモンにテラスを切りたい場面が多すぎたので、素のタイプでひこうが入っていて、ラッシャに対抗できる、ということで入ってきたポケモン。SV環境初期に開拓された型だが、ハチマキやスケショなどがメインのメタだったようで、想像以上に刺さる試合が多かった。

こっち視点は初手ザシアンどうすんねん、みたいな初手(黒バドアスビはザシアンが耐えてしまう、パオジアン)の場合は、強気にラッシャを読んでカイリュー合わせ→渦で逃がさずラッシャを倒すパターンか、ザシアンで突っ張ってラッシャの欠伸をもらい、「あー眠らせたくないなぁ、しょうがない」みたいな雰囲気を出してこのカイリューに引き、ラッシャに電磁波を入れて欠伸ループを切るパターンをよく狙っていた。

これはブリジュラスにも言えるのだが、電磁波で麻痺らせるしか勝ち筋がない場合と、アンコールでつないでも勝てる場合と、しっかりと考えよう。ちゃんと電磁波外しで負けケースを経験したので、むっずかしいなあ、と思った。使い込みがモノを言うポケモン。

持ち物はゴツメを始めは持たせていたが、パーティ全体でステロ撒きに弱い(オーガポン、ソウブレイズ、ブリジュラス)ので、これでも仕事できるかと思ってブーツに。結果的には対ディンルーランドロスがかなり楽になったので、よかった。




ブリジュラス @ イバンのみ
テラスタイプ: ひこう
特性: がんじょう
性格: ひかえめ
166(4)-104-150-194(252)-85-137(252) *A12
ラスターカノン / りゅうせいぐん / でんじは / ミラーコート
これもどこかのレギュレーションの流用個体で、よくあるブリジュラスの型の一つである。

この伝説環境において、一般ポケモンで伝説ポケモンに数値勝負するのはかなり苦しいので、特殊をなんとかできる顔をするためにミラーコートを入れてみたがこれが本当に大当たり。最終日3日前に入れたのがもったいないくらいのポケモンだった。

ステロ撒きさえいなければいわゆるストッパーになれ、勢いの付いた黒バド、ミライドンはもちろん、ガチグマにカミと、おもむろに特殊技を打ってくる一般ポケモンもきっちり落とした。

こだわりが多いのも助かった。ステロを撒かれた後にダメもとでミラコを押したら半減の黒バドのサイキネを素で耐えてミラコを落とし、同様にミライのイナドラもなぜか耐えて落とし……。非合法ギャンブルかのような脳汁が出た。持久力ブリジュラスもまま見たので、頑丈ケアが薄い、またはできなかったのだろうと思う。

そして耐えた後にイバンで流星群や電磁波打てるんでしょ、マジで非合法ポケモンである。

このポケモンがいたから、カイリューにブーツ持たせることに踏み切れた。対面的に使うブリジュラスと、サイクル中に真価を発揮するカイリューと、いい棲み分けができてうれしかった。型の多さって、正義なんですね。

テラスは、前使った時のまま。再考の余地ありだが、このパーティにおいては一度もテラスタルしなかった。

【選出】

・黒バド
ザシアンorオーガポンorガチグマ→@2

取り巻きによってかなり変わってくるが、落としたくない相手。
ランドロス、キラフロル等がいる場合はガチグマから、水ウーラやマスカーニャ、ハッサム等の場合はオーガポンから、困ったらザシアンから入る。

黒バドにテラスを切らせる展開を作り、ザシアンのノマテラでアスビを透かしながら倒すのが想定ルートだが、本当にいろいろなパターンがあって難しい。

これをブリジュラスのミラーコートで弾こうと思ったのだが、警戒される試合も多かったのでお祈り。ステロディンルーが意外にもザシアン相手に出てくるのがつらかった。

フェアリーや草テラスバドはどうにかなるが、格闘テラスでイーユイやガチグマが落とされると大体勝てなかった。諦め。



・ミライドン
ザシアン→ガチグマ→カイリューorオーガポンorブリジュラス

初手ザシアンによって素早さ判定をしてから、相手のミスを誘っていくのが基本。ザシアンガチグマのタイプ相性で戦っていく。ラッシャやランドがいっしょにいがちなので、カイリューかオーガポンかブリジュラスか、刺さっていそうなものを投げる。


・コライドン
ザシアン→ソウブレイズ→@1

これも素早さ判定から、安定した引き先であるソウブレイズを有効に使っていく。テラスはソウブレイズに切るものと思ってよい。ウネルミナモがややきついが、ザシアンでなんとかする。


・ザシアン
ザシアン→ソウブレイズ→@1
コライドンと異なり、ソウブレイズはA+1ザシアンに受け出しが安定していない。うかつに交換しないように。ミライコライに対しては割とコロコロ交換していく方が強いが、対ザシアンは対面気味に動かす展開になりがちで、あまり安定して勝てなかった。


・テラパゴス
ガチグマ→ザシアン→カイリューorオーガポン
取り巻きのキラフロルには意外とまかれても何とかなるが、ディンルーのまきびしだけは苦しいのでアンコールで止める。「テラパゴスはインファザシアンでなんとかなる」とは言われているが、パゴスの使用者が少なく練習機会に恵まれないのと、ここまでわざわざパゴスを使っているという歴戦の勇者しか残っていないこともあって、あまり勝ったイメージはない。

・ホウオウ
ガチグマ→オーガポンorカイリューorソウブレイズ
オーガポンカイリューのアンコールで相手の展開を阻害しながら、カイリューガチグマの回復技でTODも狙いながら立ち回る。ザシアンは選出をためらった方がうまくいく場合が多いが、水ウーラだけは注意。

・月食ネクロズマ
ガチグマorオーガポン→ガチグマorオーガポンorカイリュー→ザシアン
積みに来たところをアンコールで妨害できたらもう勝ち。とりまきにランドロスがいがちなので、うまくいなす。ザシアンをラス1にとっておいてフィニッシャーにできるといい。

・ルギア
ザシアンorカイリューorオーガポンorガチグマ
あまり対戦回数がないが、なんだかんだザシアンでゴリ押す。ラムのみガチグマも刺さっている。

・ダイナ
ザシアン→カイリュー→ガチグマorオーガポン
ダイナの炎技以外はザシアンに通らないので、なるたけザシアンは出したい。取り巻きの物理エースをカイリューでいなせば、かなり勝利に近づく。


【おわりに】

ポケモンチャンピオンズが発表され、やっと育成の煩わしさから卒業できるかといったところだが、働きながらポケモンバトルするのは、1ヶ月ではなく、レギュレーション全体で取り組みを考えていく必要がある。

趣味としてマジで最高だと思っているので、伝説2体環境でも負けじと取り組んでいきたい。

個人的には、ちゃんと黒バドと向き合う、が2体環境のテーマである。

きちんと強いポケモンを、好きになろう。


最終8272位
レート1612

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さっき、ラッシャの入ったミライドン構築に初めて勝ったかもしれない。ザシポンガチで、ラッシャがのろいしてきたところにポンでアンコしたまではよかったのだが、守るをからめられてゆきなだれ連打を許してしまった。

もうムリかと思ったが、ガチグマが耐えてブラム、ミライが初手で妖テラスしていたので、ハバカミもろともザシアンで押し切った。

こういう試合がしたかったんだよこういう試合が!そんなに順位は高くないが、こんだけいい試合させてくれれば文句はない。なんともありがたいことよ。


シーズン21でザシアンの中で一番高い順位を記録した、ohviさんhttps://ohvipoke.hatenablog.com/entry/2024/09/01/220938の構築をそのまま使っている。
(構築掲載は無許可ですので、問題あれば削除します。)

ミライドン、絶滅。当たった伝説は、黒バド、コライ、ダイナ、ルギア、ホウオウ、テラパゴス、グラードン。

やっとこさマスボランクに上がって、8戦ほど流してみた。

黒バド相手は、ソウブレイズを選出した方がよい。理由はタスキを持っていてストッパーになれるから。大抵、後ろから出てきてメガネ+いななきでザシアンワンパンを狙うのが基本ムーブであると感じたので、テラス権なしならポルガイ→影打ちがこだわりとタスキこみで安定、テラスしてくるとしてもフェアリーはザシアンに弱く、草は無念が通るようになるので、かなり有利が取れる。

それを見越して、ステロをフロルやディンルーで撒いてくる場合がある。これまではなんで撒いてくるんだろうと思っていたが、型読みされていたというわけ。

もうちょいは使う自信があるが、神速カイリューがツラくなってきたのであーあ、という感じ。


久しぶりのポケモン。レギュレーションが伝説1匹ということで、まだ考えをまとめやすいと感じて作ってみた。

シーズン21でザシアンの中で一番高い順位を記録した、ohviさんhttps://ohvipoke.hatenablog.com/entry/2024/09/01/220938の構築をそのまま使っている。
(構築掲載は無許可ですので、問題あれば削除します。)

けっこうよく読んで使い始めたので、忘れないように書いておく。

まず、想像以上にトドロクツキが強い。水ウーラオスの水流を半減し、素早さでも上をとれ、バドレックスのゴーストエスパー草のどの技も半減以下、なかなかこのパーツはいない。

ソウブレイズも使いやすい。自分がコライを使っている時散々苦しんだが、炎物理への圧倒的役割遂行力がある。

ザマゼンタへ後投げしてボディプレ透かし→ビルド→むねんのつるぎ連打で裏もほぼ壊滅させたの強すぎでしょ。


vsミライドン
「先発でザシミライ対面を作って素早さ確認」が基本だが、初手パオジアンから後発でミライが出てきた。

この、後発ミライ、積んでくるかこだわっていないと見た方がいい。こだわりの火力でやりたいことは、ゴリ押しである。コロコロ交換してくる、これはテラスして一貫性が作れるか測っている可能性が高い。

水テラステラバのミライドンでザシガチが吹き飛ばされたが、それ以外のこだわりミライにはキレイにザシガチを通せた。逆に、ザシガチに負けたくないから水テラバなのであって、そこまで流行らないと思っている。

vs黒バド
これが想像以上に苦しい。
こだわっている黒バドは絶滅危惧種なのではないか。悪巧み草テラスのバドが多いのだが、トドツキでしか半減できず、とりまきのウーラなどで削られると相手ができなくなってしまう。

ガチグマのノーマルでアスビ無効は確かに強いのだが、それだけでは全く勝てない。何回か選出をいろいろ試してみるしかないかな。

ちなみに今回ザシアンを選んだのは、ただただ一試合が短そう、という理由のみである。ま、こつこつやっていこう。


うーん、全くやる気が起きなくなってシーズンを終えた。なんか、これじゃないんだ、これじゃない最終日だった。

その上で何が書けるかと言えば、反省しかないのでただただ書いていく。

まず、前期構築を見て使ってみたいというポケモンたちがいて、それを使っていた。なんというか、構築の完成度が高すぎて、少しでも崩して改善するイメージが全く湧かなかった。後述するどちらの構築も、全部のポケモンを広く選出するタイミングがあり、ポケモンを組み替えてこれからの環境に合わせて対策するイメージが浮かばなかった。

ということで、最終日もこの2つの構築を使って、ダメだったら別の構築で、と思ったのだが、どちらも対策にひっかかりまくった(前期上位なので当然である)ので、やる気を失った。

ということで、使った構築をまとめ、それを対策してきたポケモンを書くことで、今回流行したポケモンはこれじゃないか?という主張を書くことにする。

こりゃねぇよとブーブー文句を垂れる文が続くので、そういうのが苦手な人は今回は見ないでおいてください。と、予防線を張っておきます。



【目次】

・使用構築
・メタられた新型ポケモン
・おわりに



【使用構築】
当然無許可であるので、問題等ありましたら削除します。
ポケソルテキスト(https://sv.pokesol.com/calc)を使っています。ぜひとも使ってみてください。
繰り返しますが、どちらも使用感がとてもよく、自分が使っていてもシーズン中盤まで1000位台に安定して残ることのできる神構築でした。


①シーズン19 1位 うわっきーさんの構築
https://mega-salamance.hatenablog.com/entry/2024/07/02/010149



コライドン @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ほのお
特性: ひひいろのこどう
性格: いじっぱり
201(204)-198(196)-136(4)-94-122(12)-167(92)
フレアドライブ / ニトロチャージ / ドレインパンチ / とんぼがえり

ハバタクカミ @ こだわりメガネ
テラスタイプ: フェアリー
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
149(148)-54-88(100)-179(188)-156(4)-180(68) *A0
ムーンフォース / シャドーボール / ドレインキッス / ほろびのうた

ヘイラッシャ @ たべのこし
テラスタイプ: ほのお
特性: てんねん
性格: わんぱく
257(252)-120-176(196)-76-93(60)-48 *S16
まもる / あくび / ウェーブタックル / じわれ


ガチグマ(赫月) @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
189(4)-67-140-205(252)-85-104(252) *A0
ブラッドムーン / だいちのちから / しんくうは / あくび

グライオン @ どくどくだま
テラスタイプ: はがね
特性: ポイズンヒール
性格: わんぱく
179(228)-115-165(36)-58-126(244)-115
じしん / みがわり / まもる / どくどく


ハッサム @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: ひこう
特性: テクニシャン
性格: ゆうかん
177(252)-200(252)-121(4)-75-100-63 *S0
バレットパンチ / とんぼがえり / はたきおとす / ダブルウイング

自分が特に好きだったのは、シーズン19で自分が使った電気テラチョッキコライドンから明らかにレベルアップした炎テラ二トチャチョッキコライドンで、並み居るポケモンをぶち壊していくところである。ペリッパーで天候をとってくる相手にとんぼでテンポをとって半減フレドラで吹き飛ばした時は興奮した。

ハッサムもはたきとダブルウイングがめちゃくちゃ偉くて、はたきでゴツメや食べ残しをバチバチはたいた後に抜いていくの本当に天才だった。

あとはグライオンがこんなに使えるポケモンだったのか、というのもこの構築で初めて理解した。初手守るで毒って引くパターンと、後手から引き先として出して効率よく毒っていくパターンと、使うにつれて定石がわかっていくポケモンだなと思った。



②シーズン19 4位 ふかさんの構築
(https://fukada1215.hatenablog.com/entry/2024/07/03/120520)


ミライドン @ こだわりメガネ
テラスタイプ: フェアリー
特性: ハドロンエンジン
性格: ひかえめ
207(252)-94-120-187(116)-135-173(140)
イナズマドライブ / りゅうせいぐん / パラボラチャージ / マジカルシャイン


ウーラオス(連撃) @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: みず
特性: ふかしのこぶし
性格: いじっぱり
177(12)-195(220)-151(244)-74-81(4)-121(28)
すいりゅうれんだ / インファイト / アイススピナー / アクアジェット

オーロンゲ @ ひかりのねんど
テラスタイプ: ほのお
特性: いたずらごころ
性格: しんちょう
202(252)-140-109(188)-103-114(68)-80
ソウルクラッシュ / でんじは / リフレクター / ひかりのかべ

テツノワダチ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: クォークチャージ
性格: ようき
189(188)-133(4)-141(4)-82-120(236)-149(76)
じならし / はたきおとす / アイアンヘッド / がむしゃら

メタモン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: かわりもの
性格: なまいき
155(252)-68-68-68-110(252)-47 *S0
へんしん

ゴチルゼル @ ふうせん
テラスタイプ: ゴースト
特性: かげふみ
性格: ずぶとい
177(252)-67-161(252)-115-130-86(4)
サイコノイズ / めいそう / ちょうはつ / ねむる

ミライドン構築の宿命、ドラゴン電気の一貫しない問題を、壁で解決して、メガネ火力を押し付けるのが強すぎる。パラボラチャージのゴリ押しが気持ちいい。

水ウーラオスが、いつの間にか通っている。最終局面で水テラス水流連打でぶち抜いていくの気持ちよすぎだろ。

ゴチルゼルも初めて使うポケモンだった。かげふみは使う側もかなりの択ゲーになるのだと痛感。ぽいぽい投げるポケモンではなく、そもそもぽいぽい投げる必要のない組み方をしてあるので、自分としては本当に勉強になったと思う。ラッキーをハメても、急所にビクビクする感覚があるというのは、使ってみなければわからないことだった。


これらの構築がなければそもそもシーズン通してプレイしない可能性もあったので、ありがたいな、という話。



【メタられた新型ポケモン】


○電気テラスホウオウ
各々伝説枠は新型や、再評価されるものがいくつもあったと思うが、この電気テラスホウオウだけは別物である。

まず、ホウオウが入っている構築は割と受ける方向性にあり、ホウオウラッシャみたいなポケモンに、カミが組み込んであることが多かった。

そしてそれをミライドンでバチバチ殴ったり、飛行テラスハッサムでバチバチ殴ったりしていた。

しかし、シーズン末期にこのホウオウに複数回当たり、いやそれだけはムリ!いやそれだけはムリ!と繰り返しつぶやくハメになった。

まず、どちらも強い地面技のない構築だったので、有効打があまりないこと、なのに対ウーラオスや対ハバカミなどの性能が全く落ちないこと。これまでは草テラスや妖テラスなど、テラス後に苦しくなるポケモンが発生することが多かった。

ミライドンで妖テラスを切ると余裕をもって受けられる、炎テラコライドンにはブレバ地震でテラスしてもしなくても有効打がある、毒を撒いても再生力、なんだったら自己再生もある、普通に崩せなかった。


○ムゲンダイナ
択すぎる。大会で結果を残したムゲンダイナは受けループに入っているものだったが、当然メガネもいるし、食べ残しもいる。

殴ってくる型を切って、ゴチルでかげふみした瞬間降参をもらった以外は、まず負けていた。

ずーっとうだうだコスパ自己再生毒々されるイメージなのに、気づくとダイマ砲火炎放射ヘド爆どれかを打たれて一体持っていかれて、受けポケにずーっと受けられるのが不快だし、どうすればいいんや感が強すぎる。

いわゆる「テラスを切らせる」というのも、なぜかダイナにはできず、ミラコラ相手に突っ張ってくるダイナも一定数いて、自分が勝手に疑心暗鬼になってしまい、順張りの行動ができなかったり、受けがガチガチすぎて一生崩せなかったりした。

なんなんだろう、この「何やってもいなされるんじゃないか」感は。そして自分で使うとたいていうまく相手の型にかみ合わせられなくて勝てないんだよな。毒タイプキライ。


○はたき落とすグライオン
対ゴチルゼルとして、挑発がいるのは知っていた。しかし、地震を切ってはたきワンウェポンというのは思い切りすぎではないか。相手の身代わりどうすんだよ。

ゴチルゼル側は素早さで負けていて、防御極振りでも4回で倒れる。そこでこちらが瞑想→補助技を挑発で潰される→サイコノイズ連打だと、ギリギリ相手を倒す前にこっちが倒れてしまう。挑発読み攻撃技でいいとは思うのだが、苦しい。相手はこっちのアイテムに左右されないのに、こっちは挑発持ちかどうかわからず、地震なのかはたきなのかもわからず。

ちなみにこだわりスカーフもってフェアリーテラバしてくるグライオンにも当たった。おもしれーポケモン。


○積みコライドン
前期のチョッキコライの対抗として多分流行ったんだろうと思う、ビルドや剣舞を搭載したコライドン。ニトチャ、スケショも搭載していて、素早さもカバー。素直にすげー、と思った。

これまでも、スケショ鋼テラみたいなコライドンがいるとは思っていたが、かーなーりのコライドンが積み型になっていた。

メタモンか……。


○絶対毒まくキラフロル
これまでもずーっと毒菱は注目されてきたが、特殊技で回避する、ということもまた行われてきた。使用した2構築とも、毒を拒否する方法が対面的なものであり、構築単位で対策しているものではなかった。

ガチグマを出して、大地で圧をかけようとした瞬間、草テラス毒菱。キラースピンしながら退場。特性は毒化粧。いやどんだけ毒に技スペース割いてるんや。

これまでは、絶対ステロ撒いていたのだ。絶対。毒菱にこんなに賭けてくるキラフロルはさすがにいなかった。

ガチグマにハイボがないので、グライで詰まされた。苦しい……。


○ミラコラ許さないガラルマタドガス
これも、今までいたのだ。

気づくと、食べ残しを持ってメガネミライドンの前に出てきて、ゴリランダーと組んで全対応される。

気づくと、ゴツメを持ってコライドンとハッサムに同時に削りを入れてくる。

毒菱かなーと思ったら毒々、じゃあ始めから鋼タイプ出しときたかったよ。

じゃあ伝説出さない、パワーなさすぎる、ムリ!

そしてマタドガスがいる構築は、たいていミラコラ。相手は影響を受けない。それも不快。



○無限のパオジアン
あらゆる技を持っているパオジアンというポケモン。

当然持っている、つらら、かみ砕く。先制技、つぶて不意打ち。これもどっちも持ってます。

電気テラス。ラッシャに交換読みで打ってきます。

カタストロフィ、瓦割り。当然壁対策です。

剣舞。実は標準搭載です。

絶対零度、上振れ要素です。

技9個です。どのパオジアンも、全部これらを持っているように見える。

対面、崩し、役割破壊、すべての可能性を一体で担う。

できないことはサポートくらい。

もちろん、こっちが嫌な型な時だけ出てくるのはわかる、わかっているが、心境として切ることはできない。

カミは炎テラコライドンでほぼ何とかなるのに、剣舞ステラパオの不意打ちで、死に出しテラス済みコライが吹き飛ばされた時は心折れました。



【終わりに】

今月、なぜかパオジアンがどんどんどんどん好きになっていた。なぜかはわからない。強さの象徴が、カミカイリューからパオジアンに変わっていった。

ムゲンダイナとパオジアンの、技枠とっぱらいがぬぐえない限り、しょうもな感はなくならないのだろうか。

シーズン全体の取り組み方としては、レンタルに振り回されてしまったのが正直なところか。レベルの高いレンタルにあぐらをかいてしまい、向上心を失った。パーティをブラッシュアップしていく、いろいろなパーティを使いこなしていく、そういう遊びがなければ、なかなか楽しくプレイすることはできない。

しかし、いい構築でグライやゴチルを使えたというのは、経験としていいなぁと思う。あとメタモンもか。こういうポケモンは、稀に強烈に環境に刺さるので、手札として持っておいた方が強いのはわかるが、使ってみる勇気はなかなか出ないので、そういう意味ではいいシーズンになったのではないかと思う。

次の月末は、絶対最後に頑張るということができない。趣味としてのポケモンバトルは、やらないかなぁと思う。やるとしても真剣に、考えて、メモって、ということはやらないなぁと思う。

いやー、趣味として続けるには、体力的には簡単だが、時間的には難しい、それがポケモンなのかも。


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メイン
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