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この序文を書いているのは、3/20。まるで仕事のように、結果が出る前に書き始めることによって、せめて4ケタフィニッシュまでこぎつけようという心がある。ちなみに2日前に瞬間1600位まで行ったので、がんばれ!という気持ちにはなっている。ほどほどに、だが。

と、書いたのも1か月前。投稿日と書き出しの日付が離れている。お気づきだろうが、1か月寝かせてしまった。ちょうどレギュレーション変わりのタイミングで記事を書く。かなり置きにいった4ケタで、納得してやりこんだ、というわけではないのだが、レギュ終わりに間に合った!ということで、許してほしい。

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安心と信頼の直撮りですが、ザシアン使ってみたい方はどうぞ。もう使う機会もないだろうけど。

 【目次】
・構築経緯
・個体解説
・選出
・終わりに

※ 構築やポケモンの型掲載は無許可ですので、問題があれば削除します。

【構築経緯】

レギュHをほぼ捨てシーズンとした。理由は、プレイ時間や回数を確保できない状態で、メタる対象が散らばってしまい、自分には勝ちにくいなと思ったからである。

またレギュGが戻ってくる、ということで、コライドン以外で使いたいポケモンかぁ……。何より、かっこよさがなければ続かない、と思いザシアンを選択。それ以外にも、受け構築をサッと潰すか諦めるかして、試合時間の短くなりやすいポケモンである、というのも理由の一つ。

パーティを使わせてもらったのはシーズン21でザシアン界での最高32位のohviさんhttps://ohvipoke.hatenablog.com/entry/2024/09/01/220938
のステラザシアン構築。ここから相手パーティのメタや、自分の使ったことのあるポケモンに入れ替えていった。感謝である。

ザシアンの選出理由としてもう一つが、環境伝説5トップまでの黒バド、ミライ、コライ、ザシアン、テラパゴスに善戦できる、というのもあげられる。ザシアンの選出率の上昇は、パーティのパワーの高さに直結するので、かなり重く見た。

特にここまでのシーズンで「なんだかんだ最後は黒バドミライだらけになる」という反省もあったので、他の伝説は多少落としてでもこの2体との試合をなるたけ落とさないような構築を目指す。結果的に、それは「強いパーティを組む」ことになったので、いい考え方だったと思う。

とりあえずレンタルパーティを使っていく中で、
①ヘイラッシャラウドボーンを後出しされた際に、意外とガチグマ引きでは何ともならない
②対黒バドにおいて、黒バド水ウーラに対してセグレイブが仕事できない
③物理ポケモンが多すぎて、威嚇のランドやガオガエンがキツい

これらを解決するために、セグレイブの代わりに渦アンコカイリュー、トドロクツキの代わりにイーユイを採用した。

のだが、イーユイ、ソウブレイズ、炎オーガポンと炎3体になったせいで、ただでさえザシアンがキツい地面の、特に霊獣ランドロスや赫月ガチグマに対して全く安定しなくなってしまった。

一度カイリューに変え、選出率が高いものの勝てなかったので、カイリューに頼るのがダメなのかと思ってイーユイにしてみたが、再度地面にズタズタにされ、カイリューの大切さを思い知った。

最終的に、特殊もミラーコートでなんとかでき、ランドロスに対しても一発+イバンで2回行動できるブリジュラスを採用した。

これに27日くらいに変えてから、延々と20000位前後で停滞していた壁を破って、前日夜には6100位くらいの人からブリジュラスでイージーウィンし、レートを吸い取って8100位にまで上がった。

次の日は7時に家を出るので、これ以上はやめといたが、うーん、珍しく、勝てそうなのに最後まで頑張れない月となった。

これだからポケモンは続けられるんや。



【個体解説】

※ 様式はポケソルテキスト(https://sv.pokesol.com/team-builder)を使用しています。


ザシアン(剣の王) @ くちたけん
テラスタイプ: ノーマル
特性: ふとうのけん
性格: ようき
175(60)-202(252)-135-90-135-212(196)
きょじゅうざん / じゃれつく / でんこうせっか / インファイト

調整は原案のままだが、なんかちょうどいいザシアン。

剣舞があっても黒バドに上を取られていることが多く、結局倒される……せや!と思い、ノーマルテラスに。

テラスタルをしなくても仕事ができるのが大きく、ステラを使いこなすのは難しいので、明確に使いどころが分かりやすいノーマルテラスで自分にとってはよかった。

自分のガチグマが倒れた後や選出できなかった時にアスビの一貫を切ったり、テツノドクガを巨獣斬+電光石火、赫月ガチグマをインファ+電光石火で真空波を乗り越えて倒したりと、仕様難易度を抑えながらも効果的なテラスタルだと思う。たまに格闘タイプで突っ込んでくるあいてに裏目を引いたりしたけど、ここは練度でなんとかなるので頑張る。

ザシアン使い、鍛えられますね。



ソウブレイズ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: もらいび
性格: いじっぱり
175(196)-194(252)-100-72-120-113(60)
むねんのつるぎ / ポルターガイスト / かげうち / ビルドアップ

めっちゃ活躍したポケモンの一匹。コライドン完全ストッパーという顔をして、黒バド白バドルナアーラパオジアン炎オーガポンハバタクカミと、かなりの使用率上位ポケモンに対抗できるタイプをしているので、とにかく相手にテラスタルを切らせることができる。

もちろん、主な採用理由は対コライドン。フェアリーテラスを切ることで、スケショ透かし→降参を無数にもらった。

1ビルドから相手を倒すと、タスキ込みでミライドンもポルガイ+かげで落としに行けるので、想像以上に選出範囲が広い。このレギュレーションにおいては、最近のママンボウとか、8世代のてんねんヌオーみたいなポジションだと思っている。

ステロどくびしだけはムリ。



ガチグマ(赫月) @ ラムのみ
テラスタイプ: フェアリー
特性: しんがん
性格: ひかえめ
211(180)-81-140-205(252)-85-82(76)
ブラッドムーン / だいちのちから / しんくうは / つきのひかり

欠伸を抜いた、攻撃的ガチグマ。レンタルがこれだったので、これでいいかと思い握り続けた。このレギュレーションではすばやさチキンレースがひどく、これでも割と抜かれたので、環境のすばやさ振りがすごい。無論そこを読み違えるとブラムでワンパンされる。

原案のように、ザシアンとのタイプ相性でこだわりミライドンを完封できる他、欠伸ループを狙うヘイラッシャやカバルドンなどに強気に出していく。

対黒バドにはなんだかんだエスパーや草結びを打たれてまともに仕事できなかったので、次第に選出できなくなっていった。

月の光採用は非常に渋いのだが、なんだかんだブラム→月の光→ブラム……がランドロスを無償突破できたりと、役立つ場面はあったので抜きにくかった。欠伸でもいいのかも。



オーガポン(炎) @ かまどのめん
テラスタイプ: ほのお
特性: おもかげやどし
性格: いじっぱり
185(236)-174(148)-104-72-116-146(124)
ツタこんぼう / ウッドホーン / みがわり / アンコール

The・対応範囲広いポケモン。耐久に振ることで、とりあえず一発耐えて、身代わりアンコールでウダウダさせる。種族値以上に固く感じる、いいポケモンだった。ウッドホーンの回復もいい味出している。

低速を集めたパーティには、ガチグマ白バドミミッキュヘイラッシャブリムオンあたりがよく出てくるが、全てに対して仕事ができ、白バドに対してのテラスツタこんでのぶち抜きも視野に入れられるのが本当に頼もしかった。

積んでくるルナアーラルギアを他のポケモンで麻痺らせてアンコでハメて降参、もままある展開で、本当に低速に対して偉すぎた。

次の環境で生き残れるかは不安だが、頑張ってほしい。



カイリュー @ あつぞこブーツ
テラスタイプ: フェアリー
特性: マルチスケイル
性格: ずぶとい
191(196)-138-157(220)-120-120-112(92)
ほのおのうず / はねやすめ / でんじは / アンコール

素早さは麻痺込みで最速黒バド抜き
HPは16n-1

あまりに地面がキツすぎたために入ってきた絶対的司令塔。おそらく原案ではテラストドロクツキで地面を透かしていたのだろうが、他のポケモンにテラスを切りたい場面が多すぎたので、素のタイプでひこうが入っていて、ラッシャに対抗できる、ということで入ってきたポケモン。SV環境初期に開拓された型だが、ハチマキやスケショなどがメインのメタだったようで、想像以上に刺さる試合が多かった。

こっち視点は初手ザシアンどうすんねん、みたいな初手(黒バドアスビはザシアンが耐えてしまう、パオジアン)の場合は、強気にラッシャを読んでカイリュー合わせ→渦で逃がさずラッシャを倒すパターンか、ザシアンで突っ張ってラッシャの欠伸をもらい、「あー眠らせたくないなぁ、しょうがない」みたいな雰囲気を出してこのカイリューに引き、ラッシャに電磁波を入れて欠伸ループを切るパターンをよく狙っていた。

これはブリジュラスにも言えるのだが、電磁波で麻痺らせるしか勝ち筋がない場合と、アンコールでつないでも勝てる場合と、しっかりと考えよう。ちゃんと電磁波外しで負けケースを経験したので、むっずかしいなあ、と思った。使い込みがモノを言うポケモン。

持ち物はゴツメを始めは持たせていたが、パーティ全体でステロ撒きに弱い(オーガポン、ソウブレイズ、ブリジュラス)ので、これでも仕事できるかと思ってブーツに。結果的には対ディンルーランドロスがかなり楽になったので、よかった。




ブリジュラス @ イバンのみ
テラスタイプ: ひこう
特性: がんじょう
性格: ひかえめ
166(4)-104-150-194(252)-85-137(252) *A12
ラスターカノン / りゅうせいぐん / でんじは / ミラーコート
これもどこかのレギュレーションの流用個体で、よくあるブリジュラスの型の一つである。

この伝説環境において、一般ポケモンで伝説ポケモンに数値勝負するのはかなり苦しいので、特殊をなんとかできる顔をするためにミラーコートを入れてみたがこれが本当に大当たり。最終日3日前に入れたのがもったいないくらいのポケモンだった。

ステロ撒きさえいなければいわゆるストッパーになれ、勢いの付いた黒バド、ミライドンはもちろん、ガチグマにカミと、おもむろに特殊技を打ってくる一般ポケモンもきっちり落とした。

こだわりが多いのも助かった。ステロを撒かれた後にダメもとでミラコを押したら半減の黒バドのサイキネを素で耐えてミラコを落とし、同様にミライのイナドラもなぜか耐えて落とし……。非合法ギャンブルかのような脳汁が出た。持久力ブリジュラスもまま見たので、頑丈ケアが薄い、またはできなかったのだろうと思う。

そして耐えた後にイバンで流星群や電磁波打てるんでしょ、マジで非合法ポケモンである。

このポケモンがいたから、カイリューにブーツ持たせることに踏み切れた。対面的に使うブリジュラスと、サイクル中に真価を発揮するカイリューと、いい棲み分けができてうれしかった。型の多さって、正義なんですね。

テラスは、前使った時のまま。再考の余地ありだが、このパーティにおいては一度もテラスタルしなかった。

【選出】

・黒バド
ザシアンorオーガポンorガチグマ→@2

取り巻きによってかなり変わってくるが、落としたくない相手。
ランドロス、キラフロル等がいる場合はガチグマから、水ウーラやマスカーニャ、ハッサム等の場合はオーガポンから、困ったらザシアンから入る。

黒バドにテラスを切らせる展開を作り、ザシアンのノマテラでアスビを透かしながら倒すのが想定ルートだが、本当にいろいろなパターンがあって難しい。

これをブリジュラスのミラーコートで弾こうと思ったのだが、警戒される試合も多かったのでお祈り。ステロディンルーが意外にもザシアン相手に出てくるのがつらかった。

フェアリーや草テラスバドはどうにかなるが、格闘テラスでイーユイやガチグマが落とされると大体勝てなかった。諦め。



・ミライドン
ザシアン→ガチグマ→カイリューorオーガポンorブリジュラス

初手ザシアンによって素早さ判定をしてから、相手のミスを誘っていくのが基本。ザシアンガチグマのタイプ相性で戦っていく。ラッシャやランドがいっしょにいがちなので、カイリューかオーガポンかブリジュラスか、刺さっていそうなものを投げる。


・コライドン
ザシアン→ソウブレイズ→@1

これも素早さ判定から、安定した引き先であるソウブレイズを有効に使っていく。テラスはソウブレイズに切るものと思ってよい。ウネルミナモがややきついが、ザシアンでなんとかする。


・ザシアン
ザシアン→ソウブレイズ→@1
コライドンと異なり、ソウブレイズはA+1ザシアンに受け出しが安定していない。うかつに交換しないように。ミライコライに対しては割とコロコロ交換していく方が強いが、対ザシアンは対面気味に動かす展開になりがちで、あまり安定して勝てなかった。


・テラパゴス
ガチグマ→ザシアン→カイリューorオーガポン
取り巻きのキラフロルには意外とまかれても何とかなるが、ディンルーのまきびしだけは苦しいのでアンコールで止める。「テラパゴスはインファザシアンでなんとかなる」とは言われているが、パゴスの使用者が少なく練習機会に恵まれないのと、ここまでわざわざパゴスを使っているという歴戦の勇者しか残っていないこともあって、あまり勝ったイメージはない。

・ホウオウ
ガチグマ→オーガポンorカイリューorソウブレイズ
オーガポンカイリューのアンコールで相手の展開を阻害しながら、カイリューガチグマの回復技でTODも狙いながら立ち回る。ザシアンは選出をためらった方がうまくいく場合が多いが、水ウーラだけは注意。

・月食ネクロズマ
ガチグマorオーガポン→ガチグマorオーガポンorカイリュー→ザシアン
積みに来たところをアンコールで妨害できたらもう勝ち。とりまきにランドロスがいがちなので、うまくいなす。ザシアンをラス1にとっておいてフィニッシャーにできるといい。

・ルギア
ザシアンorカイリューorオーガポンorガチグマ
あまり対戦回数がないが、なんだかんだザシアンでゴリ押す。ラムのみガチグマも刺さっている。

・ダイナ
ザシアン→カイリュー→ガチグマorオーガポン
ダイナの炎技以外はザシアンに通らないので、なるたけザシアンは出したい。取り巻きの物理エースをカイリューでいなせば、かなり勝利に近づく。


【おわりに】

ポケモンチャンピオンズが発表され、やっと育成の煩わしさから卒業できるかといったところだが、働きながらポケモンバトルするのは、1ヶ月ではなく、レギュレーション全体で取り組みを考えていく必要がある。

趣味としてマジで最高だと思っているので、伝説2体環境でも負けじと取り組んでいきたい。

個人的には、ちゃんと黒バドと向き合う、が2体環境のテーマである。

きちんと強いポケモンを、好きになろう。


最終8272位
レート1612

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うーん、全くやる気が起きなくなってシーズンを終えた。なんか、これじゃないんだ、これじゃない最終日だった。

その上で何が書けるかと言えば、反省しかないのでただただ書いていく。

まず、前期構築を見て使ってみたいというポケモンたちがいて、それを使っていた。なんというか、構築の完成度が高すぎて、少しでも崩して改善するイメージが全く湧かなかった。後述するどちらの構築も、全部のポケモンを広く選出するタイミングがあり、ポケモンを組み替えてこれからの環境に合わせて対策するイメージが浮かばなかった。

ということで、最終日もこの2つの構築を使って、ダメだったら別の構築で、と思ったのだが、どちらも対策にひっかかりまくった(前期上位なので当然である)ので、やる気を失った。

ということで、使った構築をまとめ、それを対策してきたポケモンを書くことで、今回流行したポケモンはこれじゃないか?という主張を書くことにする。

こりゃねぇよとブーブー文句を垂れる文が続くので、そういうのが苦手な人は今回は見ないでおいてください。と、予防線を張っておきます。



【目次】

・使用構築
・メタられた新型ポケモン
・おわりに



【使用構築】
当然無許可であるので、問題等ありましたら削除します。
ポケソルテキスト(https://sv.pokesol.com/calc)を使っています。ぜひとも使ってみてください。
繰り返しますが、どちらも使用感がとてもよく、自分が使っていてもシーズン中盤まで1000位台に安定して残ることのできる神構築でした。


①シーズン19 1位 うわっきーさんの構築
https://mega-salamance.hatenablog.com/entry/2024/07/02/010149



コライドン @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ほのお
特性: ひひいろのこどう
性格: いじっぱり
201(204)-198(196)-136(4)-94-122(12)-167(92)
フレアドライブ / ニトロチャージ / ドレインパンチ / とんぼがえり

ハバタクカミ @ こだわりメガネ
テラスタイプ: フェアリー
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
149(148)-54-88(100)-179(188)-156(4)-180(68) *A0
ムーンフォース / シャドーボール / ドレインキッス / ほろびのうた

ヘイラッシャ @ たべのこし
テラスタイプ: ほのお
特性: てんねん
性格: わんぱく
257(252)-120-176(196)-76-93(60)-48 *S16
まもる / あくび / ウェーブタックル / じわれ


ガチグマ(赫月) @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
189(4)-67-140-205(252)-85-104(252) *A0
ブラッドムーン / だいちのちから / しんくうは / あくび

グライオン @ どくどくだま
テラスタイプ: はがね
特性: ポイズンヒール
性格: わんぱく
179(228)-115-165(36)-58-126(244)-115
じしん / みがわり / まもる / どくどく


ハッサム @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: ひこう
特性: テクニシャン
性格: ゆうかん
177(252)-200(252)-121(4)-75-100-63 *S0
バレットパンチ / とんぼがえり / はたきおとす / ダブルウイング

自分が特に好きだったのは、シーズン19で自分が使った電気テラチョッキコライドンから明らかにレベルアップした炎テラ二トチャチョッキコライドンで、並み居るポケモンをぶち壊していくところである。ペリッパーで天候をとってくる相手にとんぼでテンポをとって半減フレドラで吹き飛ばした時は興奮した。

ハッサムもはたきとダブルウイングがめちゃくちゃ偉くて、はたきでゴツメや食べ残しをバチバチはたいた後に抜いていくの本当に天才だった。

あとはグライオンがこんなに使えるポケモンだったのか、というのもこの構築で初めて理解した。初手守るで毒って引くパターンと、後手から引き先として出して効率よく毒っていくパターンと、使うにつれて定石がわかっていくポケモンだなと思った。



②シーズン19 4位 ふかさんの構築
(https://fukada1215.hatenablog.com/entry/2024/07/03/120520)


ミライドン @ こだわりメガネ
テラスタイプ: フェアリー
特性: ハドロンエンジン
性格: ひかえめ
207(252)-94-120-187(116)-135-173(140)
イナズマドライブ / りゅうせいぐん / パラボラチャージ / マジカルシャイン


ウーラオス(連撃) @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: みず
特性: ふかしのこぶし
性格: いじっぱり
177(12)-195(220)-151(244)-74-81(4)-121(28)
すいりゅうれんだ / インファイト / アイススピナー / アクアジェット

オーロンゲ @ ひかりのねんど
テラスタイプ: ほのお
特性: いたずらごころ
性格: しんちょう
202(252)-140-109(188)-103-114(68)-80
ソウルクラッシュ / でんじは / リフレクター / ひかりのかべ

テツノワダチ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: クォークチャージ
性格: ようき
189(188)-133(4)-141(4)-82-120(236)-149(76)
じならし / はたきおとす / アイアンヘッド / がむしゃら

メタモン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: かわりもの
性格: なまいき
155(252)-68-68-68-110(252)-47 *S0
へんしん

ゴチルゼル @ ふうせん
テラスタイプ: ゴースト
特性: かげふみ
性格: ずぶとい
177(252)-67-161(252)-115-130-86(4)
サイコノイズ / めいそう / ちょうはつ / ねむる

ミライドン構築の宿命、ドラゴン電気の一貫しない問題を、壁で解決して、メガネ火力を押し付けるのが強すぎる。パラボラチャージのゴリ押しが気持ちいい。

水ウーラオスが、いつの間にか通っている。最終局面で水テラス水流連打でぶち抜いていくの気持ちよすぎだろ。

ゴチルゼルも初めて使うポケモンだった。かげふみは使う側もかなりの択ゲーになるのだと痛感。ぽいぽい投げるポケモンではなく、そもそもぽいぽい投げる必要のない組み方をしてあるので、自分としては本当に勉強になったと思う。ラッキーをハメても、急所にビクビクする感覚があるというのは、使ってみなければわからないことだった。


これらの構築がなければそもそもシーズン通してプレイしない可能性もあったので、ありがたいな、という話。



【メタられた新型ポケモン】


○電気テラスホウオウ
各々伝説枠は新型や、再評価されるものがいくつもあったと思うが、この電気テラスホウオウだけは別物である。

まず、ホウオウが入っている構築は割と受ける方向性にあり、ホウオウラッシャみたいなポケモンに、カミが組み込んであることが多かった。

そしてそれをミライドンでバチバチ殴ったり、飛行テラスハッサムでバチバチ殴ったりしていた。

しかし、シーズン末期にこのホウオウに複数回当たり、いやそれだけはムリ!いやそれだけはムリ!と繰り返しつぶやくハメになった。

まず、どちらも強い地面技のない構築だったので、有効打があまりないこと、なのに対ウーラオスや対ハバカミなどの性能が全く落ちないこと。これまでは草テラスや妖テラスなど、テラス後に苦しくなるポケモンが発生することが多かった。

ミライドンで妖テラスを切ると余裕をもって受けられる、炎テラコライドンにはブレバ地震でテラスしてもしなくても有効打がある、毒を撒いても再生力、なんだったら自己再生もある、普通に崩せなかった。


○ムゲンダイナ
択すぎる。大会で結果を残したムゲンダイナは受けループに入っているものだったが、当然メガネもいるし、食べ残しもいる。

殴ってくる型を切って、ゴチルでかげふみした瞬間降参をもらった以外は、まず負けていた。

ずーっとうだうだコスパ自己再生毒々されるイメージなのに、気づくとダイマ砲火炎放射ヘド爆どれかを打たれて一体持っていかれて、受けポケにずーっと受けられるのが不快だし、どうすればいいんや感が強すぎる。

いわゆる「テラスを切らせる」というのも、なぜかダイナにはできず、ミラコラ相手に突っ張ってくるダイナも一定数いて、自分が勝手に疑心暗鬼になってしまい、順張りの行動ができなかったり、受けがガチガチすぎて一生崩せなかったりした。

なんなんだろう、この「何やってもいなされるんじゃないか」感は。そして自分で使うとたいていうまく相手の型にかみ合わせられなくて勝てないんだよな。毒タイプキライ。


○はたき落とすグライオン
対ゴチルゼルとして、挑発がいるのは知っていた。しかし、地震を切ってはたきワンウェポンというのは思い切りすぎではないか。相手の身代わりどうすんだよ。

ゴチルゼル側は素早さで負けていて、防御極振りでも4回で倒れる。そこでこちらが瞑想→補助技を挑発で潰される→サイコノイズ連打だと、ギリギリ相手を倒す前にこっちが倒れてしまう。挑発読み攻撃技でいいとは思うのだが、苦しい。相手はこっちのアイテムに左右されないのに、こっちは挑発持ちかどうかわからず、地震なのかはたきなのかもわからず。

ちなみにこだわりスカーフもってフェアリーテラバしてくるグライオンにも当たった。おもしれーポケモン。


○積みコライドン
前期のチョッキコライの対抗として多分流行ったんだろうと思う、ビルドや剣舞を搭載したコライドン。ニトチャ、スケショも搭載していて、素早さもカバー。素直にすげー、と思った。

これまでも、スケショ鋼テラみたいなコライドンがいるとは思っていたが、かーなーりのコライドンが積み型になっていた。

メタモンか……。


○絶対毒まくキラフロル
これまでもずーっと毒菱は注目されてきたが、特殊技で回避する、ということもまた行われてきた。使用した2構築とも、毒を拒否する方法が対面的なものであり、構築単位で対策しているものではなかった。

ガチグマを出して、大地で圧をかけようとした瞬間、草テラス毒菱。キラースピンしながら退場。特性は毒化粧。いやどんだけ毒に技スペース割いてるんや。

これまでは、絶対ステロ撒いていたのだ。絶対。毒菱にこんなに賭けてくるキラフロルはさすがにいなかった。

ガチグマにハイボがないので、グライで詰まされた。苦しい……。


○ミラコラ許さないガラルマタドガス
これも、今までいたのだ。

気づくと、食べ残しを持ってメガネミライドンの前に出てきて、ゴリランダーと組んで全対応される。

気づくと、ゴツメを持ってコライドンとハッサムに同時に削りを入れてくる。

毒菱かなーと思ったら毒々、じゃあ始めから鋼タイプ出しときたかったよ。

じゃあ伝説出さない、パワーなさすぎる、ムリ!

そしてマタドガスがいる構築は、たいていミラコラ。相手は影響を受けない。それも不快。



○無限のパオジアン
あらゆる技を持っているパオジアンというポケモン。

当然持っている、つらら、かみ砕く。先制技、つぶて不意打ち。これもどっちも持ってます。

電気テラス。ラッシャに交換読みで打ってきます。

カタストロフィ、瓦割り。当然壁対策です。

剣舞。実は標準搭載です。

絶対零度、上振れ要素です。

技9個です。どのパオジアンも、全部これらを持っているように見える。

対面、崩し、役割破壊、すべての可能性を一体で担う。

できないことはサポートくらい。

もちろん、こっちが嫌な型な時だけ出てくるのはわかる、わかっているが、心境として切ることはできない。

カミは炎テラコライドンでほぼ何とかなるのに、剣舞ステラパオの不意打ちで、死に出しテラス済みコライが吹き飛ばされた時は心折れました。



【終わりに】

今月、なぜかパオジアンがどんどんどんどん好きになっていた。なぜかはわからない。強さの象徴が、カミカイリューからパオジアンに変わっていった。

ムゲンダイナとパオジアンの、技枠とっぱらいがぬぐえない限り、しょうもな感はなくならないのだろうか。

シーズン全体の取り組み方としては、レンタルに振り回されてしまったのが正直なところか。レベルの高いレンタルにあぐらをかいてしまい、向上心を失った。パーティをブラッシュアップしていく、いろいろなパーティを使いこなしていく、そういう遊びがなければ、なかなか楽しくプレイすることはできない。

しかし、いい構築でグライやゴチルを使えたというのは、経験としていいなぁと思う。あとメタモンもか。こういうポケモンは、稀に強烈に環境に刺さるので、手札として持っておいた方が強いのはわかるが、使ってみる勇気はなかなか出ないので、そういう意味ではいいシーズンになったのではないかと思う。

次の月末は、絶対最後に頑張るということができない。趣味としてのポケモンバトルは、やらないかなぁと思う。やるとしても真剣に、考えて、メモって、ということはやらないなぁと思う。

いやー、趣味として続けるには、体力的には簡単だが、時間的には難しい、それがポケモンなのかも。


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メイン
最終7213位
レート1668


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サブ
最終4767位
レート1706



久しぶりにポケモンやってみるか、と思えたので、ほどほどにと思っていたが、最後の3日間くらいは生活をほぼ崩壊させながらやっていた。

禁止伝説1体環境はメタが貼りやすく、被選出予想も比較的行いやすいため、一戦で試行しなければならないシーンが少なく済むのがよい。構築も、なんかやってる感出てくるのがうれしい。



【目次】

・構築経緯
・個体解説
・選出
・嫌な相手
・おわりに



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レンタルは今月中は残しておけるように気をつけます。もう一歩足りないコライドンを使いたい方はどうぞ。




【構築経緯】

禁伝の中で使いたいものがなかったが、自分自身もある程度の削りを行え、パーティ全体の強化を行える……と考えていると、これまで晴れパで脱出パックコータス→ホムラみたいな流れ強いよなぁ、と過去の対戦を思い出し、「じゃあコライドンをコータスみたいに使えば強いんじゃね?」という考えに行きついた。

この構築のコライドンはコータスなので、後攻とんぼ返りから相手に合わせて可変的にエースを着地させ、圧をかけ続けて相手を落としていくことをコンセプトにした。ちなみに、終わってみて感じたが、このコンセプトは弱い。

ということでとんぼ返りするコライドンの後ろから出てくるエースを考えていく。特殊炎エースとして、始めはスカーフイーユイを使っていたが、コライドンは3回も後出しできないために引く回数を担保できないこと、コライドンを対策するために意気揚々と出てくる相手のタスキハバタクカミがウザすぎてカミにもっと強いエースを探した結果、スカーフテツノドクガを採用した。

次に、コライドンを受けるラウドボーン、カバルドンに圧倒的に強く、仕様として晴れエースとして使ってもらおうとしているウネルミナモを採用した。

物理エースがいないなぁと感じたので探していくと、こだわりハチマキエンテイがやれます、という顔をしていたので採用した。パオとカミに有利を取れる上、環境に炎タイプが少なく、火傷の追加効果にも魅力を感じていた。

最初は仮で放り込んでおいたヒスイガチグマを、ホウオウ軸やどくびし相手に出せそうだということになり、根性ガチグマを採用。

タスキを使いたいポケモンがここまでいなかったので、オオニューラ、パオジアンなどを試していって、結局カミだろうということになったが、相手にもカミが多くて同速やタスキなどの運ゲーいやだなぁと感じて、電磁波拒否、タスキでの耐えもケアできるということで地面テラス電磁波オボンのみハバタクカミを採用した。

考えても考えても、「遅いコライドンは、その魅力のほとんどを削っている」ことに気づけなかった。もう何もかも自分が悪いのだが、剣盾耐久振りザシアンのせいということにしておく。




【個体解説】

※ポケソルテキスト(https://sv.pokesol.com/calc)を使っています。ブログ記事を書く人、絶対使った方がいいです。ラクすぎます。

順に意味はありません。バラバラです。




テツノドクガ @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ゴースト
特性: クォークチャージ
性格: ひかえめ
159(28)-81-82(12)-211(252)-131(4)-157(212)
ほのおのまい / ヘドロウェーブ / オーバーヒート / マジカルシャイン

Hが16n-1
Cが最大
Sがコライドンの素早さ+1
余りBD


細かなマイナーチェンジを繰り返した蛾。

もともとこの枠はイーユイだった。しかし、そもそもチョッキコライドンが黒バドに弱くない型であること、ハバタクカミに後出ししたいこと、特殊高打点があることなどからドクガに変わった。始めは炎テラスだったが、カイリューに出せずに選出がゆがんでしまうことが多かったため、神速をスカせるゴーストテラスにした。

全体を削ってから炎の舞連打で抜いていく動きが強く、黒バドやルギア、テラパゴスなどをカモにできていた。日照り状態で高火力を出せ、日照りが終わるころには自分の特攻がマシマシになっている。ルギア構築に採用されがちなどくびしやどくどくも自然に無効化できるのも評価ポイントだった。

思ったよりもマジシャを打ちたくなるタイミングがなかったので、ほうでんやエナジーボールなどの方がよかったのかもしれない。

あと、チョッキミライドンには想像以上に無力なので苦しかった。

選出率4位。



ガチグマ @ かえんだま
テラスタイプ: ノーマル
特性: こんじょう
性格: いじっぱり
223(140)-211(252)-126(4)-58-101(4)-84(108)
からげんき / じしん / じゃれつく / ほのおのパンチ

Hが火炎玉最小(16n-1)
Aが最大
残り暁に抜かれないためS


埋め合わせの熊。

ホウオウやドヒドイデに詰まされないために採用。とんぼ返りと火炎玉の相性がよく、後攻とんぼから火炎玉発動、火傷していない状態で殴ることがほとんどなかった。

ぶちかましを採用していたが、防御がもろくなったことによる負け筋を重く見たので地震。これでほとんど困らなかった。

じゃれつくは無効化されない技として採用。黒バド+ディンルーや、ホウオウ+ドヒドイデなど、延々と無効化ジャンケンさせられることが多かったので、入れておいた。

炎のパンチはサイクルを形成してくるアーマーガア、エアームドなど飛んでる鋼に刺すための技。打つ回数こそ少なかったが、じゃれつくよりも勝ちに直結する一発になることが多かった。晴れ下の炎のパンチは、バカにならない火力である。

選出率6位。埋め合わせなので。



エンテイ @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: せいしんりょく
性格: いじっぱり
197(52)-183(252)-113(60)-99-96(4)-138(140)
せいなるほのお / しんそく / かみくだく / ストーンエッジ

以前の型の流用。

A最大
Sガッサを抜いているポケモンを抜く


炎物理担当。
晴れ化の聖なる炎で物理受け、炎受けを破壊する。

のだが、初手要因としての役割も多かった。コライドン構築にはハバカミを投げる、ヤバいところではパオジアンを投げる、という人が一定数おり、こだわり聖なる炎で上振れればタスキごと貫通することも多い、頼りになるポケモンだった。

カミはシャドボ、ジェム、電磁波、甘えるなど本当にいろいろな初手から入ってくる。ワンパンされたらメガネ、補助技から入ってきた場合は聖なる炎火傷込みで甘える痛み分けでも貫通して倒していけるので、ワンポイントみたいなカミが入っている構築にはいろいろな誘惑を断ち切って初手投げしていた。

カミに電磁波されても焦らずに。カミを倒した後に一度引いて神速で抜いていく役割も持つことができるので、丁寧に扱えるかどうかが命運を分けるポケモンだなぁと思う。

黒バドを倒せ、無効タイプのないかみくだくは、あまり選択するタイミングがなかった。そもそもバドの攻撃を耐えるようになってないので、黒バド自体を倒せたこともあまりなかった。

入れる技がなかったので入れたエッジは、初手対面したホウオウに打った。2体くらいのホウオウを初手で葬った。もちろん、4ケタ前半くらいまで行くとエッジ警戒で引いてくるホウオウが増えていったのでやめることになったが。

晴れ下でのこだわり聖なる炎はとんでもなく、受け出してくる半減ミライドンを半分以上削るほどの火力。ただ、エンテイ自体が柔らかく、大抵のミライドンの攻撃で2パンされてしまう。

絶対ダメージ計算した方がよかったが、ダメ計する元気はなかった。

カイリューにも有利関係がわかりにくく、めちゃくちゃ受けられることもあれば焼いて機能停止させることもあれば、焼けずに地震でワンパンされることもあり、全く安定しなかった。

テラスは使用権を残していた時に輝くノーマル。ノマテラ神速で倒しきるルートが見えた時が気持ちいい。

選出率は2位タイ。役割の多さが光った。



ウネルミナモ @ しんぴのしずく
テラスタイプ: みず
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
175(4)-92-112(4)-176(244)-104(4)-177(252)
ハイドロスチーム / りゅうのはどう / かえんほうしゃ / アクアジェット

古代活性をSで受けるためにC<Sで最大

残り5点振り


かっこいい。ひたすらにかっこいい。

晴れ化で下がるどころか上がるハイドロスチームがひたすら強く、コライドンのために出てくるカバルドン、ラウドボーンに強く、毒にはなるがキラフロルも苦にしない。黒バドミラコラも活性から上を取って殴っていける、安定感のあるエースである。

水テラスによって、火力の底上げ、アクアジェットの強化などが行え、パオジアンへの安定力が上がったり、カミに一矢報いたりと、かなり出番が多いテラスタルだった。黒バドパオジアンカバルドンアーマーガアのような、受け+エースのような並びを、晴れ水テラスハイスチで吹き飛ばしていく姿は、あまりにも美しい。

C低下を重く見て竜の波動にしていたが、とんぼ返りをするコンセプトと噛み合っていないと後々感じる。竜の波動だとまずミライドンに勝てないため、試してみてもよかったはず。ラッシャにも、竜の波動より流星群の方がいいため、とりあえず試してみればよかったと後悔。

選出率は2位タイ。



コライドン @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: でんき
特性: ひひいろのこどう
性格: いじっぱり
207(252)-205(252)-135-94-120-156(4)
アクセルブレイク / フレアドライブ / とんぼがえり / テラバースト

H最大
A最大
残りS


自らをコータスと思い込んでいるコライドン。

やりたいことは、後攻とんぼ返りから相手の不利対面を作成すること。コライドン対策枠としてカバラッシャなどの採用が多く、相手の交代を見てからミナモに引くなどの動きがかなり強かった。

始めは鋼テラスアイヘで使っていて、フェアリーテラスの流行から強いは強いのだが、コライドンがかなり削られた状態でテラスされ、こちらがアイヘを打つ頃には上から縛られてしまうケースがかなり起こった。この状況を炎テラスニトロチャージによって解決した人が上位にかなりいたので、アカンかったなぁと思った。

鋼テラスで相手のフェアリーテラスを解決することはできないと割り切り、ホウオウや水ウーラ、ラッシャへの打点になる雷テラバを最終日夜に採用した。ついでに電磁波の拒否もできる。これによって勝った、というよりかは他のポケモンにテラスを切るようになったので勝った感じがある。

絶対、チョッキならS調整してニトロチャージを入れた方が強いです。カミやパオ、なんだったらミラコラ黒バドに縛られにくく、ポケモンは素早さが大事だよ、という基本の基を再確認させられた。

しいて言うならば、メタモンに強いのがこの型の強みではある。Sに振らなかったおかげで、スカーフメタモンにコピられても、ドクガカミミナモの3体で上を取る調整を行うことができた。

メタモンが剣盾伝説環境くらいまで増えていたら、ワンチャンスあったのかな。

あついいわを採用しようと何度も悩んだが、パーティ的に8ターンで決着をつける力はなく、かと言って8ターン後にコライドンを出す耐久力もないと思いやめておいた。唯一の非コータス要素である。

選出率はさすがに1位。



ハバタクカミ @ オボンのみ
テラスタイプ: じめん
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
161(244)-59-92(132)-161(44)-156(4)-182(84) *A12
ムーンフォース / たたりめ / でんじは / テラバースト

過去の型の流用。Aは適当に低いもの。


神というよりは、守。

タスキにしようと思っていたが、相手のカミも半端な場合が多かったり、ノーモーションでワンパンする火力は黒バド程度しかいなかったため、オボンでカバやランド、相手カミのムンフォの確定数をずらせることの方が有用だろうと思いオボンのみで採用。

軸でメガネとして採用した構築が上位に多かったので、補完枠にするという発想が弱かったのだと反省。

そもそもカミ前提で構築を組んでいないため、ワンチャンを作れる電磁波を採用した。実際に役だったというよりかは、不利盤面でもまくる希望を持てるので、長くポケモンを続ける意味では価値があった。

選出率は5位。



【選出】

・黒バド

コライorエンテイ→ドクガ→カミorミナモ

晴れ下の素早さ上昇で、常に黒バドを強く使わせないようにして戦う。
黒バドに受け出せるポケモンがいない。黒バドの1いななき程度ならテラスコライドンで安定して1耐えできるので、返しの攻撃で倒せるように祈る。

パオカミがいるなら、初手エンテイを検討する。初手にこの対面ができると、相手の受けポケモンに火傷を入れられる可能性もこみで有利。しかもけっこう出てきてくれる。

相手にカバルドンがいるなら、ミナモを入れる。

相手にキラフロルがいるなら、ドクガを入れる。



・ミライドン

コライorエンテイ→エンテイorカミorミナモorドクガから2匹

基本はコライでテラスしながらとんぼを打ってテンポを取っていきたいマッチ。相手が積んでくることはあまりないが、チョッキがいることと、パラボラチャージで無限に回復されないよう、カミの地面テラスやエンテイのノーマルテラスなどでループを切っていく可能性を頭の片隅に置いておきたい。

黒バド同様、相手にカバルドンがいるなら、ミナモを入れる。

相手にキラフロルがいるなら、ドクガを入れる。



・コライドン

カミ→エンテイorミナモorドクガorコライから2匹

まず考えるべきは相手のカミをどうするか。ミナモはカミに弱いので、安易に投げてはいけない。また、コライドンはテラスすると相手のコライドンにまず勝てないので、テラスのタイミングも難しい。


コライドン構築なのに、相手のコライドン構築には不利を取る。弱っ。



・ホウオウ
エンテイorコライドン→ミナモorドクガ→ガチグマ

どくびしを回収するにはドクガを投げたいが、ドクガはホウオウに仕事ができないので苦しい。
ガチグマはかなり対策されているので、めちゃくちゃ有利というわけではない。高速アタッカーや守るに注意。
ホウオウがコライドン読みでブレバで突っ込んでくる場合もあるので、アタッカー枠はミナモの方が安定する場合が多い。



・ザシアン
コライドンorエンテイ→エンテイorコライドンorカミorドクガorミナモから2匹

対面的な構築のため、初手エンテイが刺さる場面も多い。ザシアンが水か地面テラスしてくることが多いため、テラスを見てからドクガかミナモかを選択できるように立ち回っていると勝ちやすい。全体的に地面テラスが多い環境なので、ミナモが本当に偉い。



・ルギア
コライドン→ドクガ→ミナモorカミorガチグマ

毒展開にはドクガ。相手が積んでいる間にドクガも積む展開を狙っていく。



・カイオーガ
コライドン→ミナモ→エンテイorカミ

大抵、天候の書き換え合戦になるが、とんぼが使える分、こちらが有利。半端な冷凍ビームでは、コライドンは落ちない。また、晴れ雨どちらでも火力の出せるミナモが偉すぎる。有利。

一回だけオーガ構築にペリッパーが入っていてちゃんと負けた。ポケモン、難しい。



・ムゲンダイナ
コライドン→ガチグマ→エンテイorカミorドクガ

積んでくるダイナへの対抗策はほとんどない。こちらに強力な地面打点がないため、ダイナにテラスを強要することができないのが本当に苦しい。ガチグマでうまくいかなかったら降参。不利。



・テラパゴス
コライドンorエンテイ→ドクガorカミorミナモ→ガチグマorエンテイ

取り巻きで対応がかなり異なるが、チョッキコライドンがテラパゴスにそもそも強いので有利。

毒のある構築にはドクガ。
ディンルーがいたらミナモ。
取り巻きをよく見ることが重要。




【嫌な相手】

・メガネハバタクカミ

ジェムや地面テラバで、エンテイとドクガがワンパンと、しんどい。型が多様なところも心臓に悪い。


・軽業オオニューラ

ジュエルやシードで安定して素早さを上げてくるとまずムリで、電気テラスコライ以外はテラスアクロバットで上を取られながらワンパンされてしまう。コライドンでもシードでB上昇しているため処理ができない。ムリ。


・レッドカードキラフロル

コライで殴って後ろからドクガが出てくるのを祈るしかない。またはムリヤリミナモを初手投げするが、この行動はあまり強くない。


・ヘイラッシャ

倒せるは倒せるのだが、まぁまぁぐちゃぐちゃにされてしまう。特にゴツメはとんぼコライドンに刺さるため、その後ろから出てくるエースの一貫を作られてしまうことも多かった。電気テラスで触らないようにしたら、その後ろからミライドンや黒バドが出てきて、削られたコライと後ろのポケモンで処理できず。という展開の温床になっていた。


・キレイハナ

出してこないだろうとコライドンから入ったら、水テラスようりょくそちからをすいとる蝶の舞ギガドレインでキレイに詰まされて笑った。




【おわりに】

最終日は5ケタ順位スタートだったが、伝説1体で考えることが少なく、一戦で疲労が溜まらなかったため、完徹して一日で60戦以上潜った。結果、舌が痺れてきたが、3000位台だったのはよかったところか。一度2000位台に乗ったのだが、潜ったら負け越してしまった。

長くやるために、相手のパーティをメモして判断ミスをなるべく減らすように心がけた。が、そんなことより月の半ばからちゃんとポケモンをしていることが一番強いのだろうと思った。

あと、ダメ計もめんどくさくてほぼ回していなかった。伝説や、バフのかかったドカッと殴るポケモンが多くて、まいっか。と思っていたが、少なくともシーズン中盤まではちゃんとやろう。

反省をたくさん書いているが、それを反映させてポケモンに取り組む一か月が果たしてあるのかどうか、とても疑問なのだが、健康になったらまたやりたい。



TN:Ruru
3843位 レート1738


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これまでで一番夜なべしてランクバトルをした。目標3ケタが見えてきたので、たるみなく続けたいとは思うが、虚しさも共に増えてきた。

参考にさせていただいた方の名前が出てきますが、許可等とっておりませんので、もし不都合等ありましたら削除いたします。


試してみたければどうぞレンタルも使ってやってください。



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画質いいけど直撮り。


【目次】

○構築経緯
○個別考察
○選出
○総評



【構築経緯】

前回と違い、構築記事の出回ってから始まるシーズンということで、まずレンタルを使い、それの使い心地のよいものを選んでいくことにした。

試した中で白羽の矢を立てたのは、シーズン14最終19位のあまにさん【鋼鉄パオイダイ】で、基本選出のブリジュラスパオジアンイダイトウの通りがグッドスタッフ相手にかなりの勝率を悩まずに(重要)上げることができたので、この軸をお借りした。

試していく中で、受けループ対策枠が変遷していった。始めはツツミ、カシラ、ガチグマなどを使っていたが、グライオンやママンロンゲなどがずーっと苦しかったので、最終的にゴツメ渦カイリューになった。

地面枠は、記事を参考にするとガチグマなのだが、ママンロンゲにプラスワンされるウーラ、カミ、パオなどの駒に弱く、対面駒としてもチョッキを持たせて使ったのだが、テラスを強要される割には1体もっていって役目が終わり、という場合が多く、うまく使いこなせなかった。代わりに、ラグラージを入れるとおもしろいほど勝てたので、ここはラグでよかったのだなと思った。

ステロをまかれても仕事ができる枠として、オオニューラを採用した。これも元記事とは異なるが、自分のパーティに状態異常に頼るポケモンがラグ以外いなかったので、いいカンジで作用していた。どくびしを搭載し、相手のタスキ持ちや、耐久振りアタッカーに刺さる技だった。

前回のパーティは最終的にエンテイの火傷運ゲーに頼ってしまったところもあって安定しなかった。今回は選出を洗練させるのに苦労した気がするが、適切に選出さえすれば勝てるパーティになった。最後に決めたのはガチグマをラグラージに変更した部分で、ガチグマを採用して技を試行錯誤していた時は15000位にずーっといたが、ラグラージに変えた瞬間から順位を伸ばすことができたので、一体で相手からの印象が変わり、自分の選出も相手の選出も変わる、ポケモンバトルの奥深さを再確認したシーズンになった。



【個別考察】

ブリジュラス@こだわりメガネ/ステラ
165-112↓151(4)-177(252)-85-150(252↑)
特性:頑丈
ラスカ/流星群/10万ボルト/悪の波動

CSぶっぱ、同速意識の最速。



開拓されし、なんでもござれドラゴン。

相手にしているとなんなんだこいつということが多かったので、対策を考えることをやめてメガネ流星群を初手からかます機械にさせた。

初手に出てくるオーガポン、ガチグマ、悪ウーラ、カミなどによく刺さり、後続を考えてガチグマにステラ流星群を使う場合もあった。

カミウーラが入っていて初手に水ウーラオスが出てきた時はとんぼ返りを読んでラスカを押し、後ろから出てくるカミをワンパンすることもできた。

相手のブリジュラスが本当にウザく、シーズン初期はこのメガネ型かチョッキ?型、または頑丈イバンでステロをまく型が多かったが、途中から2匹目でジャポのみでタスキを潰しながらパオジアンを攻略してくるブリジュラスが流行りに流行り、その上で一定の数の持久力を生かすブリジュラス、ステロ電磁波メインのブリジュラスも続けて存在するなど本当に厄介だった。

メガネブリジュラスの利点として、対面として使うと一匹は破壊できる、ということと、相手がサイクルしてきた時に、繰り返しメガネ流星群を使うことができるのでメガネの火力で圧力をかけて突破する展開も多かった。これはきのみを持たせたブリジュラスにはできない芸当である。

水ウーラとカシラに水テラスを切る→10万ボルトが通る、など、技のレパートリーを豊富にすることで突破の可能性を上げる、という部分にもメガネのよさが出たと思う。

悪の波動は主にサーフゴーに打つのだが、最速にした関係でサーフゴーにミリ耐えされることが多く、そこがもったいなかった。本当にいろいろな相手に初手出しできたので、本当に強かったと思う。

どうせイバンとか相手のブリジュラスには一回動かれるのだし、最速じゃなくてもよかったのかもしれない。

選出率2位。



パオジアン@きあいのタスキ/霊テラス
155-172(252)-101(4)-99-85-205(252↑)
特性:わざわいのつるぎ
氷柱落とし/うっぷん晴らし/氷の礫/聖なる剣

ASぶっぱ、同速意識の最速


安定の対面最強駒。

だんだん相手のパオジアンが増えた、かつ相手のカミと戦うために最速になった。防御振りの増えたカミにうっぷん晴らしを安定して打つのが気持ちいい。素早さを落とすと、相手のパオには勝てるがカミに安定しなくなるので、どちらを使うかは難しいところではある。

ミラーの聖なる剣や、神速はもちろん、電光石火でワンチャンス狙ってくるオーガポン相手にも霊テラスが刺さった。テラスも、同族に勝とうとしているテラスなので、最速という選択肢はよかったと思う。

使っていて、ステロがかなりキツく、入ってしまうとほとんどの相手に勝てなくなるので相手のステロを読むのはほぼ必須と言っていい。しかも今はステロが入っている構築が多い。だが、汎用性が高く、かつカミに安定するというのも、カミの多様化でなかなか難しいのでパオジアンでよかったというカンジ。

選出率4位。



イダイトウ@イバンのみ/妖テラス
199(28)-180(252↑)-114(228)-90↓-95-98
特性:適応力
ウェブタ/お墓参り/こらえる/アクジェ

カイリューのスケショ、オーガポンのウッドホーンを耐える耐久
ツツミのフリドラを一発は耐える耐久

上述のあまにさんのままのイダイトウ。


神の魚。
このポケモンをラスト1体に残すだけで無限の可能性を感じる。

なぜ可能性を感じるかを言語化してみる。

大体、相手が2体以上残った状態でこのポケモンを出すことになる。
もし相手がアクアジェット圏内、またはイトウの素早さが勝っている場合、1対1にできる。特に素早さが勝っている場合、相手が後ろからポケモンを出しても、火力が高すぎて大体受けることができない。お墓参りでゴリランダーや水ウーラを一発で吹き飛ばせるのはびっくりする。

そして、ステロ、相手の先制技削りに、イバンのみが強い。1対1にさえなれば、こらえる、イバン発動高火力技で相当な範囲の相手が倒せる。

逆に、イバンのみが苦手とするのが、毒火傷の状態異常、また相手の交代でのイバン透かしなのだが、前述の通り引きにもリスクがあるし、状態異常を駆使する相手はあまり対面構築にはいないので、もう最強!

かなり認知された型になってしまったので、相手が対策してくることもかなり増えたが、それでも素直な構築にはかなり仕事ができる。

対サイクル相手には、イトウ以外のポケモンでまずサイクルして、このポケモンでムリヤリ倒しきる。結局、ほぼこのポケモンを選出した。

サカナ、というかわいさのわりに、強くて笑える。

堂々の選出率1位。



オオニューラ@オボンのみ/炎テラス
187(252)-182(124↑)-95(116)-54↓-102(12)141(4)
特性:軽業
フェイクロ/けたぐり/どくびし/炎のパンチ

鉢巻ウーラオスの水流をオボン込み乱数耐え
メガネカミのムーンフォース乱数耐え

シーズン14最終21位のバファリんさんのオオニューラを参考にしました。
書いてるうちにオオニューラのHが低くね?と思ったら王冠使ってませんでした。
レンタルでは改善してあります。(これでよくオオニューラ活躍したとか書けるな)
ポケモン自体のスペックが高かったということで一つ。

選出を考えるタイミングが2つ。

1つは初手要因。ディンルーカイリューオーガポンアシレーヌなど、初手に出てきそうなポケモンが多かったときは、起点のなりにくさ、フェイクロの上振れなども考えて、ブリジュラスよりもこちらを出していた。どくびしでの後続サポートも、決まった時かなり勝てるので、その意味でもオオニューラの役目が多かった。

2つはクッション。大体の攻撃を1回耐えながら2回動けるので、ブリジュラスやマスカーニャなど、殴りと起点をどちらもこなしてくるポケモンがいる場合はオオニューラの出番である。

どくびしの刺さりが良くも悪くもない、といった環境だったが、初手要因という役割もあって使いやすいポケモンだった。そして、不意に訪れるフェイクロ眠りからのイージーウィンは、なんとも言えない快感があるので外せなかった。

選出率3位。



カイリュー@ゴツゴツメット/妖テラス
197(252)-138↓-161(252↑)-120-120-102(12)
特性:マルチスケイル
炎の渦/羽休め/身代わり/アンコール

奇数で最大のH
攻撃技がないのでイカサマ意識でAダウンの性格
同速や、種族値より下の相手の素早さ振り(ガチグマやディンルーなど)に少しでもあらがうB振り


ウザすぎる竜。

いろいろな型を相手に使われたが、対面駒はそろっているので、受けをぶっ壊すために身代わり入りの渦アンコという詰ませ型での採用。

電磁波を切っているが、チオンジェンがあまりいなかったので気にならなかった。

役割としては相手のウーラオス水悪、カイリューに受け出すか、カバルドン欠伸ガチグマポリ2などがいい相手。身代わりでの状態異常技無効からアンコールで相手の動きを妨害しまくっていた。

フェアリーテラスは、相手の鉢巻カイリューや、ドラゴンテール、ワイドブレイカーに刺さる他、冷凍パンチしか打点のないテツノカイナをハメるのにも役に立った。ヘタなタイミングで切ると、ゴールドラッシュやラスターカノンに弱くなってしまうので、反射的に切る前に考えることが大事。

トンボルチェンなどの交代技からのカミ出しが非常にキツく、またハッサムタケルライコランドロスはけっこうカイリューを出したくなってしまうので、ここの対策が必要だと振り返って感じる。

でも、アンコでハメ倒すのは気持ちいいので、今回使ってみて楽しかった。

選出率5位タイ。



ラグラージ@食べ残し/竜テラス
207(252)-157(100↑)-115(36)-94↓-121(84)-85(36)
特性:湿り気
地震/欠伸/吠える/ステロ

地震でいいカンジにカミを削れるA
鉢巻ウーラオスの水流or暗黒を耐えるB
メガネブリジュラスの流星群を耐えるD
同速で上を少しでも取りやすくするS


主役は遅れてやってくる。


地面枠が必要、今一番強い地面枠はガチグマ!と考えてかなりの期間、ガチグマをどんな型で使うか試し続けて、相手のウーラカミパオに狩られ続けた結果たどり着いた答え。

今さらステロ欠伸という古来より伝わる戦法を使うとは相手も思っていなかったのか、ブリジュラスやカイリュー、ディンルーを始点にしている相手に投げるとものすごくよく刺さる。

草4倍がもちろんネックなのだが、現環境では草テラスヒードランエンテイ、テラスなしではキラフロルかドクガくらいしか使い手がいなかったので、選出するしないで悩むことがなかったのはポイントが高い。オーガポン入りにはもちろん出さない。

対面駒の多いパーティなので、上からクイックターンするのがあまり強くないと思い、いっそと思って地震にしたが、風船持ちもかなり減っている関係で、この技構成で困ることがほとんどなかった。ランドロスも挑発持ちは減っていたし、風船サーフゴーもいないし、デカヌチャンはそもそも採用されていなかった。

ガチグマは弱点のカタマリで場持ちが悪い、ほんとはテラスを柔軟に切りたい、そんな要望にきれいに応えてくれて一気にラグラージが好きになりました。剣盾の頃、全然使ってなくてごめん。

あとミズゴロウかわいい。

選出率5位タイ。でもきれいに穴が埋まったよありがとう。



【選出】
○新BIG6(カイウラカミにガチグマオーガポン入り)
ブリ→パオ→イトウ

これにある程度戦えるので、軸は崩したくなかった。


○旧BIG6(カイウラカミにディンサフパオ)
ブリorニュ→ニュorカイorラグ→イトウ

パオジアンがステロに戦えなさすぎるので、オオニューラを絡める。
サフゴが初手に出てくることもよくあった。オオニューラからスタートしてカイリューでハメにいくことも多かった。


○タケルライコ、ハッサム、ラティオス
ラグ→カイorニュ→イトウ

ほとんど勝てなかった相手。相手がハッサムをうまく動かせない時にこっちがリードできるような補助技をうまく使えなければまず負け。そもそも不利。


○ママンロンゲオロチ
ニュ→カイ→イトウorパオ

カイリューでうまくハメることができないと勝てない。ママンボウが凍える風を持っている場合があってカイリューにフェアリーテラスしたくなるが、ママンロンゲ+エース選出を相手がしていた場合にフェアリーテラスはかなりの裏目になりやすいので注意。グライオンがいる場合は、わちゃわちゃした結果、身代わりを残すことができれば勝てる。


○受けループ(グライクレベハピラキラッシャドヒド)
グライ入り
パオ→カイ→イトウorブリ

グライなし
ニュ→カイ→イトウorブリ

基本的にはカイリューの身代わりアンコ渦での解決を目指す。とりあえず今期当たったクレベースはすべて厚底ブーツなので、設置技+物理技でクレベースを解決しようとするとほぼ詰んでしまうことに注意。

グライオンは初手に守るをしてくることが多いので、パオ合わせ→グライを引かせる→ラッシャやクレベースにカイリューの身代わりアンコでハメに行く、、、で解決しようとしていた。

でも、前シーズンほど受けループと当たらなかった気がする。



【総評】

2ロムで取り組んだので、余裕をもってプレイできた。前日までガチグマで全然勝てなかった時も、まぁもう1ROMで保険が効いてるし、と思って取り組み続けることができた。

最終日だけラグラージを入れたが、みるみる勝てるようになり、保存していたレートを越えたところで寝て、朝に潜って保存レートを上回ったので、2ROMにしたことで順位を上げた、ということは間違いなく言える。ダブルパックを買った自分、本当にありがとう。

3ケタが見えてきたのだが、逆にしっかり勝てる人が続けて高い結果を出す理由がわかったような気がした。勝てる構築を選ぶ能力が、勝ってる人はやはり高く感じる。

まだまだ先は長い。練習練習!継続は力なり。



IMG_4950


最終 3262位
レート 1807


うん、4ケタかなぁと思ったら、やはり4ケタだった。今月だけで400戦以上やったので、レベルアップにはなってると信じて。思い出しながら書いていきます。

参考にさせていただいた方の名前が出てきます。許可等とっておりませんので、もし不都合等ありましたら削除いたします。


試してみたければどうぞレンタルも使ってやってください。

FullSizeRender

安定の直撮り……。


【目次】
○構築経緯
○個別考察
○選出
○総評



【構築経緯】

新しいレギュレーションとなるシーズンだが、「ポケモンバトルがうまくなる」ためにとりあえずたくさん戦うことを目標にした。毎日コンスタントに取り組んで4ケタが目標だったので、目標達成と言えば達成である。

構築の決まった流れとしては、前シーズンに評価の高かったダイスカイリュー+カミウーラの対面的な構築をまず使い始めた。すると、今シーズンから現れたアシレーヌ+ガオガエンや、ステロ欠伸要因のラグラージ、ゴリ押しツツミなど、初手カイリューでアドバンテージが取れない構築と当たるようになってきた。

そこで、シーズン13の1位構築(すのーほるん様)のレンタルパーティをサブロムのランク上げとして使っていると毒テラスキョジオーンが上記のポケモンたちに対して強く、またこだわりウーラオスもよく機能したので、キョジオーン、キラフロルを入れ、カイリューをノーマルテラス神速に変更した。

すると、今度はマントを持ったサーフゴー、ラティアスに詰まされるばかりになった。パーティ採用率自体もこの2体は高かったので、一時期はトラウマになっていた。キョジオーン対策がいろいろなポケモンでされるので、キョジオーンをパーティに入れて選出誘導を行い、自分はキョジオーンを出さない、という方針に決めた。

そうなるとカイリューの選出が行えなくなってきたので、選出できた時に強く使えるダイスカイリューに戻し、裏の初手選出を決めることにした。一時期は化身挑発ボルトロスをHSで使っていたが、パオジアンに弱め、サンダーダイブの命中不安、そもそもサイクルをうまく使えない、等の理由からチョッキエンテイに落ち着くことになった。

普通に戦っていると、「飛行テラバーストの一貫性すごくね?」と感じるパーティが多くなった。特にオーガポンを一発で対応できるのはとても魅力だなと思い、また毒テラスのガチグマ、悪ウーラオスへの回答となりそうな地面高打点を探していると、飛行テラバスカーフランドに行き当たった。

最終日に近づくにつれ、飛行テラスのポケモンがどんどん増えたように思う。ランドはもちろん、ハッサム、カイリューも飛行テラスだらけになったので思ったことは合っていたのだなと思う。

最後にキョジオーンを受け破壊特化にして役割を与えた。これでとりあえず相手していて不快なパーティはなくなったので、まぁいいか、構築完成(結局、よくはなかったのだが)。

【個別考察】

カイリュー@いかさまダイス/鋼テラス
167(4)-186(252)-115-108-120-145(252↑)
特性:マルチスケイル
スケショ/アイヘ/神速/地震

同速意識の最速。

出せたら勝つ。
スケイルショットのゴリ押しがとにかく強く、The・1.5体持っていく。カバ、ガチグマ、ラグ、ディンルーなどが相手にいると苦しいが、初手をカイリュー+炎ポン、カミパオなどに決めている構築などには一気に試合を決めにいくパワーを持っている。相手の初手カイリューが弱保でスケショ4発耐え調整してるっぽいのを貫いてワンパンするの気分がいい。

原案はけたぐりだが、毒テラスガチグマや鋼テラスしてくるラティオスの減少に伴って地震になった。
選出率4位。


連撃ウーラオス@パンチグローブ/鋼テラス
205(236)-174(68↑)-143(180)-74↓-81(4)-120(20)
特性:ふかしのこぶし
水流連打/ドレインパンチ/剣の舞/アクアジェット

パオジアンの抜群テラバーストを確定耐え。
同速意識の素早さ振り。

まくりの鬼。
シーズン後半にかけてこだわらない水ウーラオス、悪ウーラオスが増える中、このウーラオスを使い続けていた。鋼テラスは神速半減、相手の水オーガポンに対して剣舞→ドレパンで返り討ちにすることが多かったので、水テラスをみんな使っててくれーと思いながら使っていた。ハッサムのダブルウイング、なんだったらラティオスもテラスタルでどうにかできる可能性があるのは大きな魅力だった。テラスタルの深さを思い知ることができるポケモン。
選出率1位タイ。



ハバタクカミ@ブーストエナジー/電気テラス
131(4)-67↓-75-187(252)-155-205(252↑)
特性:こだいかっせい
ムンフォ/シャドボ/甘える/痛み分け

同速意識の最速。
なお同速負けた印象しかない。

対面の神。
身代わり瞑想から始まり、刺さりがいいと感じ10万ボルト身代わりにするも、結局後手から電磁波をカットできないのでテラスだけ残して甘える痛み分け型に。物理のAを下げてウーラオスにつないだり、高速再生持ちにあらがったりと、甘える痛み分けが生きるパターンが多かった。
結構電磁波が飛び交う寄りの環境であり、相手のカミはもちろん、カイリュージャローダポリゴン2ブリジュラスと粒ぞろいの麻痺巻きがいる。電気はハッサムの攻撃を受けやすいテラスでもあり、悪くない選択だったかなと思う。
選出率1位タイ。



エンテイ@突撃チョッキ/草テラス
197(52)-183(252↑)-113(60)-99-96(4)-138(140)
特性:精神力
聖なる炎/テラバ/神速/ストーンエッジ

ガッサ抜き調整を抜く素早さ。

運ゲーの化身。
始めはじならしを絡めてカミやドラパを抜きながら動かすイメージを持っていたが、ガエンやホムラへの打点としてあまりに弱すぎたためエッジに。相手の初手に来やすい炎ポン、カイリュー、ブリジュラス、カミ、パオ、ジャロなどにストレートに打ち勝っていき、次のポケモンに神速を打って散っていくのが理想。テラス込みで考えるとアシレ、ラグ、飛行テラバ以外のランドロス、カバまで範囲が広がる。対ディンルー性能もまあまあ。

シーズン序盤でさんざんこのポケモンの草テラバ+聖炎で試合を壊されたため、使ってみることに。割と相手を選ばず仕事ができた。

不利気味の相手はポリゴン2、毒テラス込みのガチグマ、キョジオーン。あとディンルーはできればテラスなしで突破したかった。

相手の練度が高いと、草テラスを誘発させる霊獣ランドのとんぼ返りや、こだわりメガネによる破壊など、あの手この手で有利をとろうとしてくる。でも、聖炎運ゲで打開できることも多々あるので、こちらが使い慣れていなくても強いところがいいポケモンだった。

一回聖なる炎で焼きにいってPP切れる直前まで焼けなくてバグか?と思ったら、相手がマントガチグマだったんじゃないかと思った。わからないって怖い。
選出率3位。



霊獣ランドロス@こだわりスカーフ/飛行テラス
165(4)-216(252↑)-110-112↓-100-143(252)
特性:威嚇
テラバ/地震/とんぼ返り/岩雪崩

耐えたいものも思いつかなかったのでぶっぱ努力値。

飛行テラスって強くね?
終盤に増えた毒テラスガチグマへの回答として、先発ウーラオスで毒テラスを切らせてからこのポケモンにつないで壊しに行こうと考えたのがイメージの動き。実際最終日付近は毒テラスしてくるガチグマ自体が減り、ステルスロックにパーティ内では弱くなかったり、相手のラストのカイリューに威嚇+カミの甘えるで勝ちに行ったり、という役割が多かった。そもそも他のポケモンが交代して強いポケモンではなかったため、使いにくさは否めなかった。いわゆる諸説枠。

選出率5位。



キョジオーン@食べ残し/霊テラス
207(252)-108↓151(4)-61-110-95(252↑)
身代わり/自己再生/のろい/とおせんぼう

イカサマ対策のA下降補正。
受けポケモンたちをなるべく抜ける最速。

受け絶対許さないマン。
構築経緯で述べたように、見せキョジオーンに役割を持たせたくなった人がいるのではないか、と探したらちゃんといた。S11最終7位のもんぶりゃんさんの型を参考にしました。先人の知恵を借りたキョジオーン。

ドヒドイデ、チオンジェン、ヘイラッシャの相手はもちろん、ブリガロン、挑発のないアーマーガアにも強く、選出さえできれば結構活躍はしていた。
最後の対戦でヘイラッシャに後出しから、延々とウェーブタックルして守るを2回挟んで最終ターンに眠るをしてきたのを、自己再生のPPが0になりながら呪いで削って勝ちを拾ったのは間違いなくこのポケモンのハイライトである。
積みポケモン(ラティアスなど)にも、呪いで交代を強要させる程度の力はある。ただ、相手が察する力が高いと、とおせんぼうする前に引かれ、やっぱり苦しい。何回か使ってみないとわからないポケモンなのに、練習相手が少ないのが玉に瑕。使うとわかるが、時には身代わりから入ることも必要。

何よりテラスタルしないとマジの置物なので、こいつに頼ってポリ2一点読みで選出!みたいなことはしてはいけない。どうしても受けループ対策に困っていて枠が余っている時には入れ得だと思う。思った通りサーフゴーの被選出率が上がった気はした。

このポケモンの貢献は選出だけじゃないけど、選出率6位。



【選出】

①BIG6系統(ディンカイサーフカミウーラパオオーガポンなどのグッドスタッフ)

カイリュー→カミウーラエンから2体

テラスタル前提でカイリューを使い、1体倒し、もう1体に削りを入れ、カミウーラで倒しきる。逆に相手がマイナーで固めてきた時もこれ。カイリュー初手、カミがラスト、間のクッション何にしよう?と考えるとイイ感じで3体が決まる。



②ステロ展開

エンテイ→カミウーラランドから2体

ディンルーやカバルドンなどから後発のエースにつなぐパーティへの選出。さっさとステロをまかれた場合は、エンテイでテラスを切って体力を温存する立ち回りもあった。結局は対面を目指したパーティなので、こちらの交換は少なめにしないとすぐに体力が削れてしまう。負け多め。



③ウーラオス以外の水タイプ入りサイクル

エンテイ→カミウーラ

アシレーヌやラグラージ、ラティオスから入ってきて、ハッサムが後発で出てきそうなパーティへの選出。初手草テラスをケアされない方向で動いていた。テラスを切った後のエンテイはハッサムに強くなくなるので、ウーラオスを入れておくとケアできる。この選出が結局一番多くなった。



④受けループ

ウーラオスorランドロス→キョジ→戦えそうなあと一体

キョジオーンで鉄壁持ちまたは毒担当を捕まえることに全力を尽くす。相手にラッシャがいる場合はウーラオスを初手に投げてラッシャ引き誘発→水流連打ミスったこだわってるわ~みたいな感じで引いて、キョジで捕まえに行く。ドヒドイデも同様。アーマーガアがいる時はエンテイで焼きにいってから後発にキョジを合わせるなど、相手に悟られない感じを出してとおせんぼうするのはコツがいる。
やどりぎのタネをされても大体呪いダメージが上回るので焦らないこと。また、呪いは守る身代わりを貫通し、とおせんぼうは守るのみ貫通するので、守るから入ってきたラッシャには苦労しなかったり、アンコールのないエルフーンを互いに身代わり残した状態で定数ダメージを与えあう状態になったりする。



【苦手な相手】

・テツノツツミ
見た目最強ポケモン。メガネでいろいろなポケモンが吹き飛び、身代わりアンコでウーラオスが縛られる。サイクルするなら間違いなく最強ポケモン。いろいろ流れを考えたが、安定した処理ルート、と感じるものがなかった。

・ウガツホムラ
物理方面の対策をエンテイの火傷でまかなっているため、焼けない耐久の高い相手がつらかった。HB龍舞ワイドブレイカーあさのひざしみたいな型に延々と積まれてしまう。最終日にはフェアリーテラバースト搭載のホムラに当たり、ゴリランダーと合わせてあっさり詰まされた。

・アローラキュウコン+積みエース
オーロラベールを割る方法が構築内で存在せず、壁貫通は水流連打のみのため、壁を張られたらカミの痛み分けでグダらせることくらいしか解決方法がなかった。キュウコンが吹雪で圧をかけてくる場合もあり、急所込みでカミがあっさり吹き飛んでしまいなすすべなく……ということが多々あった。

・ブリジュラス
今シーズンのMVPは間違いなくこのポケモンだろう。雨パに入ってるエース型か、と思ったら平気で電磁波ステロをまき、初手に出てきてステロ電磁波まきに来たと思ったらパワフルハーブエレクトロビームで苦しい展開にさせられたりと、マジでブリジュラス検定が開催されていた。雨パで一番最後に出てくるこいつも強く、雨でエレクトロビームのタメを無しにできる、ってよく考えたらC上昇が毎ターン行われるのヤバい。結局2体がかりで倒さなければならない展開が多く、普通に強かった。

個人的に、デザインが思ったよりダサかったのがつらい。ジュラルドンの方が好み。



【総評】
いろいろな強い人が言う通り、ほぼ毎試合メモをとって対戦した。結論から言うと、これをしなかったら5ケタだったというくらいには大切だった。メモの取り方は相手パーティを書き、自分の選出を書き、そこにメモを書き足す、という方式。ソードシールドの時はメモの必要性を感じなかったが、自分も相手もテラスタルしたかどうか、何タイプになったかを脳内で忘れるクセがあり、それがほとんどなくなった。また、テラス後に3体がうまく補完できるか、相手に一貫が取れるようになったかに気づきやすくなるので、少なくともテラスタル環境中はメモ、おすすめである。(何度も子どもに邪魔されたが……。)

シーズンの中盤では3ケタに迫る時期もあり、なんか頑張ったなぁ~という気持ちにはなった。ここからレートや順位を上げるためには構築のこまめな見直しや、思い切った環境読みが必要だと感じた。今回はプレイしていてとりあえず不快にならない、ということを目標にした見直しだった。(絶対○○に勝てません、を潰していく形だった。)

ランクマ、時間がある人の遊びだなぁーと実感したのも確かだった。ただプレイヤースキルは確実に上がった気はしているので、ほどほどに続けていきたい。目標は3ケタだが、考察が難しいことがよくわかる。複数のタイプの構築が使えるようになるのが、ここから上達する道かもしれない。

少なくとも2月は気づいたことがあったら記事にするのを続けていきたい気持ちなので、弱くてもよければ見てください。ポケモン、将棋みたいで、おもしろいですよね。


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TN:Ryo

最終8512位
レート1712.922

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