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祝!退院!長かった、長かった、長かった。病院での、最終的に騒音が一番の精神ダメージだったというのは一生こすっていこう。

退院して、一番最初に食べたのはハンバーグドリア。もうデミグラスソースがうますぎて、とんでもない。家系カップラーメンも食べ、醤油豚骨ラーメンの幸せも噛みしめる。スーパーで買ったいなり寿司も、油揚げの中にダシが染み込みすぎている圧倒的に食べ過ぎて、幸せだ。
夕飯にはタン、カルビなどの牛肉、フライドチキンも食べた。ビールも気兼ねなく飲む。感謝、ありがとう、THANKS、謝謝、、、。昼食の後、アルフォートをずっと食べて全く腹が減っていないのにそれでも入る入る。何でもうまい、この幸せを、とにかく噛みしめる。


フィギュアスケート、フリー男子、最後の3人だけ見る。山本草太、フィギュアらしからぬガッツポーズの連続で、3位に入ってきた。はじめ、フィギュアらしくない、芸術らしくないガッツの出し方、情熱の出し方だなと思ったが、スポーツで考えたら大いにアリだなと思うし、逆にこういう選手が上に行くっていうのも見てみたい気がして最後には好印象になっていた。表現力には伸びしろがあるが、ジャンプの精度はすばらしかった。
鍵山、これは明らかに、これまでのフィギュアの表現の頂点羽生結弦に唯一届きそう、と以前から思っている選手だ。ショートでの失点をものともせず、表現力も落とさず、2位。手脚のしなり具合はしっかり健在で、だが、今シーズンの中でさらに磨きがかかりそうで楽しみになる。宇野は、プレッシャーの中で1位。やはり、といったところだが、今年の課題は表現、らしい。たしかに、なめらかさが素人目にも上がった。まだ、レベルが上がるのか!とんでもない。

体がなまっているが、雪かきと、散歩から。焦らずやろう。


頼もしい、一歩。

ついに最終日となった。おやつを食べ、コーヒーを飲み、シャワーをし、眠気もほどよくたまって夕方を迎えることができた。2人の看護師さんが、退院ですねと声をかけてくれた。表情には出せないが、うれしい。自由になれる気がした。思えば足音、咀嚼音、大声、ガラケーの開閉音、様々なストレスと戦い、スルーしてきた。音ばっかりだ。次に入院するときはカネを払ってでも個室にしてもらいたい。音楽聞けない、ごまかし効かない中、本当によく耐えた。

『花の降る午後』を読み終えた。500ページ近い文章をよく読めた。マダムと画家が主軸にあるが、裏でヤクザの物語が進み、それとなく解決した。だが、恋には決着のつかないまま、終わった。こういう、あえて関わらないことで早くおさまることって、往々にしてあるよなぁ。例えは見つからないけど。やり過ごすことが正解になる場合があることを知っておくのは、おばあちゃんの知恵袋並に役に立つ。だが、それでも解決できないものの代表が、恋など想いの大きく絡んだものだろう。引き伸ばすことで、決心が固まることはある。人生とは、決定の連続、それに時間というスパイスがかかっている。

ポケモン、ジュラルドンよりヒスイヌメルゴンの方がよくない?と思った。検索したが、上位にはあまり採用されていないようだ。てっぺきボディプレス+シェルアーマーはウーラオスの突破を許さなさそうだが。対受けループはキョジオーンだけキツそうか。相性上有利なのに、しおづけとかいうバカ技のせいである。イメージのテラスは毒。これと草食でバレルチオンをシャットアウトする。

では、これからマンガを読んで、眠る。明日をつかみ取るのだ。

頼もしい、一歩。

大盤振舞侍だ。売店に行って好きなものを買おうと決めてながめた。買ったのはコーヒー2つとチョコリエール1袋だ。明日はこれ全部消費するぞ。欲が無さすぎる。

ハラダさんは歯が痛いらしい。歯医者に行きたいと訴えていた。それはそうだ。1回も磨いているところを見たことがない。歯ブラシと歯磨き粉はずっと置いてあるのだが。こっちは歯みがきを数少ない娯楽の1つと思っているくらいやることがないと考えているくらいだ。悩みは人それぞれだ。

今日入って来た人は、「何で私が入院なんですか!」「タバコが悪いってんなら警察呼んでくださいよ!」と大きい声で叫んでいた。入院する人はこういう人ばかりじゃないかと思いがちだが、実は少数派である。そういう人も、入院生活で平均化されてゆく。入院は、マイナスを自然の力でゼロに戻すものなのだと気づいた。

『花の降る午後』、やっと終わりが見えてきた。とにかくセックスシーンが長い、エグい。その代わり心理描写の描かれ方もとんでもなく緻密。読みごたえのある、読ませる文章だが、とにかくエグくて中断した回数もなかなか多くなった。最後の一章、読み切るぞ。

明日は最後の一日。オーバーランのような気持ちで楽に過ごそう。ただ、昼寝をして夜眠れないのだけは避けたい。こんなにワクワクするのはいつぶりだろうか。とにかく早く、悪いことがしたい、ジャンキーなことがしたい、檻をやぶりたい。

頼もしい、一歩。

『暗殺教室』は、11巻からラストまで。日常モノ部分をどれくらい伸ばすかが連載で迷っていたところなのだろう、先生の過去編などは素晴らしい過去編だった。ワンピースの過去編に手本にして欲しい。流れも語る流れがとってもよかった。やはりカルマが一番いいキャラしてる。

斜めに入院したイビーについて。大工みたいな仕事をしていて、娘1人。声はデデデ大王。早く退院したがっているが、眠れないのは致命的な症状である。寝られるまでここで入院した方がいい。じいさんにしてはしゃんとしていると思うが、判断力が鈍く、「う〜ん……」とデデデ大王の声でうなるのを聞いていると、まだまだだな、と思う。

自分自身は、頭の中の台本通りにしゃべることは可能になってきている。診断書を書いてもらったのと、次に妻が来た時に渡す書類も準備できた。

陰のう湿疹が辛いのと、要注意ガリガリじいさんが夕食で興奮している。こういうのを見ると、理想はピンピンコロリだな、と思う。

しかしまあよくもこんなに他人に迷惑をかけたくない自分は何が目的なのか。裏の自分がとことん周りに甘く、自分に厳しい。不思議なもんだ。仕事を辞めることは、自分の身体がうつになることで受信した唯一の危険信号への対処である。ここまでムチ打ってやってきたのだから、なんと言われようと辞めてやろう。それが自分に対する最高の甘やかしになるだろう。その後のことなんて、知るか!という気持ちで。


頼もしい、一歩。

1日中『暗殺教室』を読んでいた。10巻分。カワイイキャラがちゃんとカワイく、カッコイイキャラをしっかりカッコよく、そして変わらずグロく。なるほど、万人受けネウロにちゃんとなっていて面白い。エロやグロがツールとして入ってるのでエグさが少ない。何より先生が描きやすそう。

ハラダさんのくちゃくちゃはアメを舐めている音らしかった。かみ潰してしまう音が聞こえたから。オレは全部なめる派。将棋を誘われ「頭痛いからやらない」らしい。そして食堂の机に突っ伏して寝ていた。何のためのベッドなのだろうか。こういう「おばかちゃん」にはなりたくないものだ。つい寂聴が出てしまった。同じ病室だけど。

憧れるキャラは杉野やカルマなんだけど、自分に似てると言われるとスナイパー千葉や渚とかになってしまうんだよな。そして憧れるキャラっぽくしてもなんかうまくいかない。不思議なもんだ。
何かの夢を見ているっぽいんだけど、それごと忘れているような気がする。キャッチャーやる、って言ってショートバウンドの練習するんだけど、全く上達しないとか。まだ18時だけど、薬を飲んだら眠気がすごい。またくちゃ音が戻って来やがった。このままだと憤死しそうだ。叫び声が聞こえたり、同じリズムのスリッパ音を聞かされたり、困った環境ではある。出られるなら、さっさと出て行きたいものだ。入院というか、合宿といった感じだ。しかも、とっておきジジババとの、だ。


頼もしい、一歩。

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