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よくレジェンズZAのレビューとして、ガイとタウニーを混ぜて語られることが多い。そりゃ性別でどちらが出てくるか変わるからいいんだけど。

初プレイは男主人公でタウニーを見てきたわけだが。


結局このシナリオ、ガイありきで書いたシナリオなんだな、と思う。

ガイは、「素直でちょいバカ、考えるより先に手が出る」みたいな設定に感じる。これは「ストーリー中の役割」ではなく、語尾や、行動の理由付けなどの話であり、特定の一言を取り上げて、こう!という話でないことに留意してほしい。

で、よく語られる「借金ありえない」「ラストバトル意味不明」というガイタウニーの行動が、ガイなら「ちょいバカだからこっちが直してやるよ」感で許せるのである。



問題はタウニーである。

表情や、語尾から、ツッコミキャラっぽい属性をもっているように思う。「こうじゃん」みたいな。

その上で先ほどのガイ同様の「ちょいバカ」行動をするので、こっちは「は?」と感じる。お前、こういうバカな行動にツッコむタイプのキャラちゃうんかと。


タウニーも、いっつもニコニコしながら「AZさん!あたしもがんばりますよ!(ニコッ)」みたいな、全部に!マークついてる天真爛漫お花畑キャラなら全然許せる。これが「AZさんに助けてもらったからね(真顔)」みたいな、表情、口癖から、スキがない寄りのキャラだから、ガッバガバな行動をした時になんなんコイツ感が高まってしまう。


男主人公を選んだことで、なんでこんなに損をした感じになってしまっているのだ。
そんで普通、「あー女ライバルがよかった」ってなるだろ。かっこいいより、かわいいは正義なのだから。
太もも、だんだん魅力的に見えてこなくなるのすごい。悲しい。
めずらしい話。


カービィのエアライダーで口直しをしているので、いいんだけどね。ありがとう桜井さん。


仕事があまりにも押しに押したので、一周回って休みをムリヤリとった。その午後、『ルックバック』を観た。観てよかった。

まず、この映画を観た初めの感想は、「田舎の絵がめちゃくちゃキレイ」なことである。

漫画が題材の作品というのはいくらかある。特にぼくが見ていたのはジャンプでの「バクマン」か。しかし、ルックバックは、それよりももっと普遍的、人間関係や、過去への戻れなさというのがテーマのように思える。

だからこそ、漫画の表現は「あるある」を踏襲する形であり、学校の描写、田舎の描写、翻って都会の描写がものすごく丁寧であるということが、映画後半の流れに効いてくる。


【ルックバック感想あるある】

ぼくがこの映画を観る前の評判は、

・演出がすごい、これは映画の作り方自体に変革を起こすだろう。
・才能が、さらに上の才能と出会った時の、何とも言えない悔しさ、ままならなさがすごい。
・クリエイターは、絶対に一回は見た方がいい。

というようなものだった。

ぼくも、明らかにそっち(オタク気質の陰キャ)であるので、なんというか、もっとジメジメした、又吉直樹の『火花』みたいな、結局何物にもなれない悲哀、みたいなものを想像して入っていった。

当然、それを覆してくれたので、どう覆ったかを書いていく。


【結局、どこがよかったのか】

つまるところ、「圧倒的普遍性」がこの映画のキモであり、「才能がある/ない」「元気がある/ない」「人気がある/ない」「忍耐力がある/ない」なんてのは、スパイスですらない。

では、どこに普遍性があるのか。それはかの大きな出来事が起きた後、京本の部屋の前で、小学6年生の時に描いた漫画が、ジャンプから出てきた時。

この瞬間、この漫画を描いた時から、今までの、過去を振り返る。


そして、藤野は思う。


この映画を観ている人も思う。



「おまえなんでそんなこと続けてんの」



『ルックバック』本編では、なんだかよくわからない力で、京本の助けを借りながら、藤野はその答えにたどり着く。結局、生活は続いていく。

藤野の後悔と、京本の想いが、「漫画」を軸にクロスして、藤野のとった解釈はあえて言葉には出てこない。が、その解釈を観客に想像させるのも、またをかし、である。


しかしながら、「この映画を観ている人」の、答えは出ないままである。


多分、30才くらいまでに、負けず嫌いの人は、少なくとも何度かは考えたことがあるだろう。「いやいやなんでこんなこと続けてんの。」

藤野が「漫画なんてさぁ、つまんないし、めんどくさいし、描かない方がいいよ」と、つぶやく。これはまったくもって、現実の社会を生きる我々が、くり返しつぶやくことになる台詞である。

「じゃあなんで続けなきゃならないの。」

この理由を胸を張って言えるようになった人には、この『ルックバック』という作品は、とても陳腐で、怠惰で、退屈に見えるだろう。

しかし、実際にはそんな人はいない。

ある時、胸を張って理由を述べることができても、時がたてば、そんなものは平気で忘れてしまう。

藤野も、大きな出来事があったから、一度そう思っただけで、また「なんで漫画描いてるんだっけ」と思う時が来るのだろう。

その、よりどころを忘れてしまうことを、「人間の弱さ」ととるのか、「人間の強さ」ととるのか。

そして、あなたには、そのよりどころはあるのか。

人生の宿題になるような問いを、出すだけ出されて、日常に戻される。



ここまでセットで、『ルックバック』である。



【蛇足】
話の構成が「君の膵臓を食べたい」に似ているような、そうでもないような。
しかし、別の味がするので、「君の膵臓を食べたい」を読んだことがある人にも、とてもおすすめです。


友人から借りていた『ダークナイト』をようやっと観た。ずいぶん前の映画だけど、一応ネタバレありでの感想なので間をとります。





















まず書くべきは、バットマンがカッコいい。登場する物体の中で、バットスーツだけ特別マットな質感で、耳がかわいくて被膜が頼もしい。そして、ワイルドなドライビングをするバットマンの車もいいんだけど、ブルースの姿で乗ってるランボルギーニもデザインでカッコよすぎだろ。あの近未来感を見ているだけで、心が熱くなってくる。

ストーリーとしては、


①ゴッサムシティの異常性

②ジョーカーというイカれた、でもちゃんと悪役として成り立っているストーリーのうまさ

の2つに分けて書く。


①のゴッサムシティについては、前作バットマンビギンズも観たが安定の住みたくない町No1であることを今作も貫いている。マフィアが牛耳り、警察は機能せず、その結果表向きはどれだけ和やかに過ごすことができても、裏側では全員が全員に対して銃口を突き付け合っているような状態である。今作では、特にハービーやバットマンを差し出せ、となった時の住民の裏切り方がすごい。これは当然、バットマンの正義感を引き立たせるためなのだが、仮にもヒーローとして持ち上げよう、となっている人たちを、平気で自分の利益のために裏切るというのが、ゴッサムシティの悪いところ出てるなぁ~と思う。この世に悪があるとすれば、それは人の心だ、本当にそうなんだろうな。

②のジョーカーについて。これも非常に特徴的だ。ジョーカーの主たる目的は、「世界に混乱をもたらすこと」であり、たまたまバットマンというヒーローがいることに目をつけて、バットマンありきの混乱を世にもたらす。復讐や決裂が悪役像としてはよくあったり、悪役側にも悪役なりの正義があり、その対立によって悪役と位置付けられていたりして、ともすると後者は深みのある悪役、と呼ばれていたりする。

その点、ジョーカーは異質だ。理由も理屈も抜きにして相手を恐怖させるその姿は、まさに道化師、である。毎回、唇の傷の理由が変わったり、バットマンに「お前もオレも同類だ」というセリフがあったり、冷静に、つとめて冷静に、パニックを作るのである。これにまんまと利用されたのがハービーであり、その策を逆手にとるために、バットマンの結末が決まってしまう。秩序の反対は、個人の利益でしか動かない無秩序ではない。無秩序は、少なくとも個人の利益というルールに従って動いている。真の秩序の反対は、ジョーカーの生み出すような混沌、カオス、パニックなのかもしれない。

作中通してバットマンはこんなにも悩むのに、ジョーカーには悩むシーンなんて全くない。それがジョーカーのカリスマ性であり、ヴィランたる由縁なのだろう。バットマンは策を凝らし、市民にも助けられ、一部裏切られながら、その時の最適をひたすらに求めていく。それでも、その手のひらからは本当に助けたいものがこぼれ落ちていき、それがバットマンをむしばむ。


このヒーロー像が現代に生きる我々に向けられたメッセージだとしたら、本当に生きるのは大変になってしまったなぁと思う。



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