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通院。実家からスタート。と、その前に『蜜蜂と遠雷』をさわりだけ読む。『マチネの終わりに』を彷彿とさせる音楽モノだったのには驚いた。タイトルがよくわかんなすぎだろ。あと、文が上下に分かれているのは何の意味があるのだろうか。とにかく長そうな話なので、焦らず気長に読んでいこう。もう一冊は『ごはんぐるり』。これは2回目になるが、料理に目覚めた今、もっと楽しく読めると思ったので選んでみた。これで待ち時間の退屈とオサラバだ。

通院。筋トレできたことをほめられた。もっと近くの病院にしたいと話すと、同意が得られたのもうれしかった。2か月分の薬をもらったので、紹介+薬+診察代で所持金が足りなくなったので、また後で払うと言って、お金をおろして後で払った。なんだかスッとした気分になった。ある意味、忌まわしき場所になってしまった病院、変わるきっかけの一つになればいいな。

長距離運転中、カラオケもできた。DEENと桑田佳祐。なぜか、サザンオールスターズの『TSUNAMI』を覚える機会がこれまでなかった。けっこう知名度があるので、歌えるようになっておきたい。DEENの『恋人はサンタクロース』のカバー、声もだけど、楽器にというかバンドがめちゃくちゃかっこよくなっているの、いいね。

帰った瞬間、筋トレ。もうさすがに習慣になったかもしれない。鬼門の一つ、船のポーズがまあまあできるようになっていて、成長を感じた。あと、立木のポーズとマウンテンクライマーがキツい。というかマウンテンクライマーはメガネが取れるので、不快度指数が高い。アドベンチャー、何面まであるんや。。。レベルが140まできたのに終わりが見えない。オオカミ少年とかいうよくある話を今さらもってくるとは、キツいなあ。


頼もしい、一歩。


朝マックにて宿題。『傷を愛せるか』宮地尚子のエッセイを読む。「ホスピタリティと感情労働」頭脳労働と肉体労働という二軸のモチーフに「感情労働」がある、という視点。本当におもしろい。気持ちよくすごす、ということにはたいてい「感情の力」を働かせている。例えば家事。言われる前に、いつの間に!というタイミングで済ませておくことは、非常に高い質の感情労働と言える。赤ちゃんが泣いてから動くか、泣く前に動くか、と考えると、とてもわかりやすい。ぼくがやりたくないのは、この感情労働だ。だから料理だの経理だの、表面の自分が傷つくだけの仕事を探している。今の仕事は、あまりにこの感情が試されすぎている。

「右も左もわからない人たち」右左どちらの脳が働いているか、疑問をもって文献に当たるが、結果何も解決しない章。両手使い、という概念がおもしろいと思う。自分も時折、左手でスプーンを使ったり、車の運転は左手だけですることの方が右手だけの時より多かったり(これは自転車もそうで、左手のみの方が運転しやすい)、足は力の左、技の右と思っているので、サッカーでとにかく遠くに飛ばしたい時は左で蹴ったりする。このレベルは、両手使いに入るのだろうか。両手を協力させる動作も、比較的得意だと思う。ゲームもそうだし、ドラムやピアノよりはベースやギターウクレレの方が割とスッと習得しやすかった。考えを改めがちだし、記憶力もわりといいし、精神疾患にもかかっている。文の中にもあるが、こうやって自分に当てはまるところだけ拾って、満足して、結局のところ何かに生かすということはないなぁ、と思う。

ついに最終日となった。おやつを食べ、コーヒーを飲み、シャワーをし、眠気もほどよくたまって夕方を迎えることができた。2人の看護師さんが、退院ですねと声をかけてくれた。表情には出せないが、うれしい。自由になれる気がした。思えば足音、咀嚼音、大声、ガラケーの開閉音、様々なストレスと戦い、スルーしてきた。音ばっかりだ。次に入院するときはカネを払ってでも個室にしてもらいたい。音楽聞けない、ごまかし効かない中、本当によく耐えた。

『花の降る午後』を読み終えた。500ページ近い文章をよく読めた。マダムと画家が主軸にあるが、裏でヤクザの物語が進み、それとなく解決した。だが、恋には決着のつかないまま、終わった。こういう、あえて関わらないことで早くおさまることって、往々にしてあるよなぁ。例えは見つからないけど。やり過ごすことが正解になる場合があることを知っておくのは、おばあちゃんの知恵袋並に役に立つ。だが、それでも解決できないものの代表が、恋など想いの大きく絡んだものだろう。引き伸ばすことで、決心が固まることはある。人生とは、決定の連続、それに時間というスパイスがかかっている。

ポケモン、ジュラルドンよりヒスイヌメルゴンの方がよくない?と思った。検索したが、上位にはあまり採用されていないようだ。てっぺきボディプレス+シェルアーマーはウーラオスの突破を許さなさそうだが。対受けループはキョジオーンだけキツそうか。相性上有利なのに、しおづけとかいうバカ技のせいである。イメージのテラスは毒。これと草食でバレルチオンをシャットアウトする。

では、これからマンガを読んで、眠る。明日をつかみ取るのだ。

頼もしい、一歩。

大盤振舞侍だ。売店に行って好きなものを買おうと決めてながめた。買ったのはコーヒー2つとチョコリエール1袋だ。明日はこれ全部消費するぞ。欲が無さすぎる。

ハラダさんは歯が痛いらしい。歯医者に行きたいと訴えていた。それはそうだ。1回も磨いているところを見たことがない。歯ブラシと歯磨き粉はずっと置いてあるのだが。こっちは歯みがきを数少ない娯楽の1つと思っているくらいやることがないと考えているくらいだ。悩みは人それぞれだ。

今日入って来た人は、「何で私が入院なんですか!」「タバコが悪いってんなら警察呼んでくださいよ!」と大きい声で叫んでいた。入院する人はこういう人ばかりじゃないかと思いがちだが、実は少数派である。そういう人も、入院生活で平均化されてゆく。入院は、マイナスを自然の力でゼロに戻すものなのだと気づいた。

『花の降る午後』、やっと終わりが見えてきた。とにかくセックスシーンが長い、エグい。その代わり心理描写の描かれ方もとんでもなく緻密。読みごたえのある、読ませる文章だが、とにかくエグくて中断した回数もなかなか多くなった。最後の一章、読み切るぞ。

明日は最後の一日。オーバーランのような気持ちで楽に過ごそう。ただ、昼寝をして夜眠れないのだけは避けたい。こんなにワクワクするのはいつぶりだろうか。とにかく早く、悪いことがしたい、ジャンキーなことがしたい、檻をやぶりたい。

頼もしい、一歩。

寒い、寒すぎる。外は雪も降っていないのに、なぜかめちゃくちゃ寒い。手はハッキリ冷たくなって、足先も凍り、腹が痛くなった。ずっと履かずにいられた靴下も履いた。

ともなってイライラした。ツカツカツカツカ便所サンダルで鳴る音に特にムカついた。音が鳴ると分かっていて履いているだろう。わざと音を出してやろうという気持ちがとんでもなくイラつく。互いに気持ちよく使わせてくれ。さすがに、ここには書かせてもらう。

『ヒア・カムズ・ザ・サン』を読んだ。うーん、これは面白い!人の心がモノから読み取れる、というありきたり、みんな思いつきそうな能力も、深みをもたせる人が書けばこれほど読み応えのあるものが作れるんだな、と思った。
1つ目は、HALの中身の予想を裏切る独白がズバっとストレートを投げ込まれたかのように腑に落ちる。違和感の伏線回収が気持ちいい。
パラレルの方はセリフで印象に残すカンジだったが、カオルの父の真実と嘘を混ぜているところは何となく分かる中で、暗い過去に見入ってしまった。そして美しい着地。解説でもあった通り、物語を前向きに終わらせることは、物語創作という役割をもった人にとって必要なことなのかもしれない。でも実は、バッドな結末が心の栄養になることもあったりする。深いね。

オレはマグミット錠を2つ夕食後に飲んでいた気がしていたが、1つはミヤBMを飲まされていたらしい。どおりで便が固くてケツが切れて、ペーパーに血がつくと思っていた。でも、飲む飲まないも自分で調節できるようになる。うーん、楽しみすぎる!早く時間よ、過ぎてくれ。

頼もしい、一歩。

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